(※写真はイメージです/PIXTA)

将来への不安からなにかしらの資産運用を始めようと考える人は少なくないでしょう。資産運用の手段として不動産投資を選んだ場合、得られるメリットは家賃収入、節税、売却益と魅力的です。しかし、なかには失敗する人もいて……。本記事では、リノベーションバリューデザイン協議会の代表理事、REISM株式会社取締役の挽地裕介氏が、牧野さん(仮名)の事例とともに不動産投資で失敗しないための方法について解説します。

失敗しない不動産投資に不可欠なもの

不動産投資においていかに失敗しないか、成功確率を高める要因は「物件を選ぶ根拠があるかどうか」に尽きます。

 

日本の不動産は、価格に関する情報の透明性がない時代もありました。しかし現在では、大手情報サイトも数多くあり、インターネットで所在地や過去事例をみることも、またはFPなどの専門家へセカンドオピニオンのサービスを受けることも可能です。

 

ただし、周辺環境や相場を自分自身で確認することはできたとしても、オーナーチェンジ物件であれば室内の状態を見ることはできません。さらに、賃貸借契約の内容や管理状況も把握できません。

 

加えて、将来の賃料と価格の推移を予測しながらどのような選択肢を持てるのか、それらを総合的に判断する必要があります。そのために物件選びの根拠となるデータや仕組みまでも提供してもらえるか否かを確認することが、結果として不動産会社を見極めることに繋がります。

 

自分の資産管理を任せるパートナーだからこそ長い付き合いと考えて、電話をきっかけにすべて判断するのではなく、同業者の話ができるかどうかなどを聞いてみながら、信用のおける不動産会社を選ぶことも大切です。

 

もし仮に10万円の賃料が8万円に下がり、自己資金から2万円を捻出することになったとしても、賃貸がしっかりと付いていれば他人資本によって8万円のローン返済は着実に進み、レバレッジ効果も働くため完済後は数千万円の資産を手にすることができます。一時的な原状回復費用も室内をアップグレードするノウハウを持っていたら家賃を引き上げられるチャンスにもなります。

 

短期的に目の前の収支が赤字だから失敗だったと判断するのではなく、不動産運用は長期的な目線で計画的かつ余裕を持つことで安定した資産形成を行うことができます。将来の豊かなライフスタイルをもたらしてくれることでしょう。

 

 

 

 

挽地裕介

リノベーションバリューデザイン協議会 代表理事

REISM株式会社 取締役

 

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※本連載は、リズム株式会社取締役の挽地裕介氏による書き下ろしです。

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