離婚後の結婚指輪の行方、第1位は「売却」だが…昨今流行る、まさかの処分方法「木槌を使って、せーので」【弁護士が解説】

離婚後の結婚指輪の行方、第1位は「売却」だが…昨今流行る、まさかの処分方法「木槌を使って、せーので」【弁護士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

離婚をしたときに困るのが結婚指輪の処分方法です。普通の贈り物であれば別れたあとも気にせず使うという人もいますが、結婚指輪となると多くの人がそのままというわけにはいかず……。かといって高額な結婚指輪を捨てるのはもったいないと、どうすべきか迷う人は少なくありません。どのように処分するのがいいのでしょうか? 本記事では、離婚後の結婚指輪の処分方法について、Authense法律事務所の離婚問題に精通する白谷英恵弁護士が解説します。

離婚後の結婚指輪

[図表1]離婚後の結婚指輪 3つの対処法

 

離婚した場合、結婚指輪をどうするかという対処方法は大きく3つです。自分に適した対処方法を選択しましょう。

 

相手に結婚指輪を返す

結婚指輪は贈与であることが多いため、法的には返還義務はありません。とはいえ、縁を断つという趣旨で相手に結婚指輪を返したいケースもあるでしょう。

 

離婚のけじめとして結婚指輪を返したい場合の返却方法のひとつが、離婚届にサインをして渡すときに一緒に渡すというものです。このタイミングであれば相手は離婚届のほうに意識が行きますので、結婚指輪のみを単独で返すよりも必要以上に縁が切れたことを意識させず、スマートに返却することができるでしょう。

 

結婚指輪をリフォームする

結婚指輪は貴金属としての価値が高く、リフォームをしてファッションリングにする、あるいはリメイクしてネックレスにする方もいます。リメイク専門のリング工房や、ジュエリーショップなどに持ち込めば、デザインをリフォームしてまったく違った形のものに変えることができます。

 

結婚指輪を捨てたり売ったりせず使いたいものの、さすがにそのまま使いたくはない、と考えている人はリフォームして使ってみるのもよいでしょう。

 

結婚指輪を売る

貴金属としての価値が高い結婚指輪は、売却することで離婚後の生活費の足しになる可能性もあります。購入当初の金額とは異なるものの、経済的に困窮しないための適切な対応といえます。

結婚指輪は贈与であることが多いため、返還義務はない

法律的な観点からいえば、結婚指輪は贈与に当たりますので、離婚したからといって返す義務はありません。そのため、返すかどうかはあなた自身が決めることができます。そのため、返すかどうかは自分の経済状況と、相手の出方によって、ケースバイケースで決めるのがよいでしょう。

 

相手によっては結婚指輪を返せというのが本心ではなく、捨て台詞のような意味合いで言っている人もおり、本当に返すとより怒らせてしまったり、逆に本当に取り返そうとしている人で家まで乗り込まれたりと、トラブルになってしまうこともあります。法律的には返還義務はありませんが、返せといわれたときはどのようにするのか考えたほうがよいでしょう。

 

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