結婚よりもエネルギーが必要…「離婚」したあと後悔しないため、「別れる前」に絶対やっておくべきこと【弁護士が解説】

結婚よりもエネルギーが必要…「離婚」したあと後悔しないため、「別れる前」に絶対やっておくべきこと【弁護士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

離婚は結婚よりもエネルギーが必要ともいわれています。離婚後の環境変化や経済的困窮など、さまざまな要因から日常生活に支障がでてしまう人も少なくなく……。本記事では、離婚ストレスとその乗り越え方、離婚前に準備すべきことについて、Authense法律事務所の離婚問題に精通する白谷英恵弁護士が解説していきます。

離婚後に感じるストレスの共通点

離婚することで感じるストレスは、次のようなものがあります。

 

経済的な困窮

共働きであれば夫婦2人で働いたお金で生活ができますが、離婚によって、自分の稼ぎだけで生活していく場合、経済的に困窮する可能性があります。

 

また、養育費や実家の援助、さらには公的支援を得られるにしても、中断される恐れがないわけではありません。そのため、特にアルバイトやパートとして働いている方は、安定した収入を得られるように仕事先を変える必要があるかもしれません。専業主婦である方は仕事探しの必要がありますが、望む収入を得られる仕事を見つけるのに苦労する場合もあります。

 

周囲の目が気になる

日本は夫婦のうち3組に1組が離婚をしているといわれており、離婚は決して珍しくはありません。

 

しかし、離婚に対して世間の偏見は根強く、離婚原因として、不貞行為やモラハラ、さらには借金などがあるのではないかと勘繰られることも少なくありません。ときには、周囲から心ない発言をされることもあり、精神的に不安定になることもあります。

 

子どもとの関係性が変わった

子どもがいる場合は夫婦のどちらかが親権を取得し、養育していきます。親権を取得したとしても、シングルマザーやシングルファザーとして子どもを養育していくことに難しさを感じる方も多いです。生活に必要なお金を稼ぐのは当然ながらも、仕事ばかりだと子どもに寂しい思いをさせてしまうことになります。仕事と養育のバランスを整えるまでに時間がかかり、大きなストレスになる方も少なくありません。

 

一方、親権を相手方が取得した場合は、毎日のように子どもの顔を見て成長を見守ることはできません。離婚によって子どもに悪影響が出ないか心配するものの、子どもと会えない日々の辛さから、気分が落ち込んでしまう方も多くいます。

 

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