(※写真はイメージです/PIXTA)

日本人には「お金持ち=悪者」という刷り込みがあるように思う……。そう語るのは、15万人に「お金の最適解」を教えてきた三凛さとし氏です。本記事では三凛氏の著書『金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法』(KADOKAWA)より一部を抜粋、再編集して、日本人のお金持ちに対する考え方や、それがもたらす影響について紹介します。

刷り込まれた「お金に対する考え方」を変える

かなり不名誉な話ではありますが、日本人の心理に「他人の足を引っ張りたい」という特徴があるのは事実であろうと感じます。

 

「自分は少ない給料で我慢して働いている」という思いがある人にとっては、お金持ちを見ると「うまいことやりやがって」という感情が湧き上がってきやすいのでしょう。それが「どうせ悪いことをして儲けてるんだろう」という妄想につながり、「しょせん金の亡者じゃないか」と批判したり……など枚挙にいとまがありません。

 

しかも、今はSNSを使うことによって、匿名で言いたいことが言える時代です。お金持ちは人一倍お金を稼いで、人一倍税金を収め、国に貢献している面があるにもかかわらず、悪く言われがちです。

 

また、何かにつけて他人のことが気になり、目立つ行動をすると糾弾される点も日本社会では一般的です。同調圧力が強く、語弊があるかもしれませんが「みんなで悲しもう」「みんなで苦しもう」といった見えないカセがあるようにも感じます。

 

私のクライアントさんには、障がいのあるお子さんを持つ方がいます。彼女は自分のお子さんに障がいがあることをネガティブではなく個性としてとらえ、その子に合ったライフスタイルや進路を一緒に考えたいと思い、障がいのある子どもたちへのサービス支援をするビジネスを立ち上げました。

 

ところが同じ立場の親御さんから、「障がいをポジティブにとらえようなんて、茶化しているんですか?」「障がい者支援をビジネスにするなんて非常識だと思います」などと大変な反発があったというのです。私はその話を聞いて、日本社会では「出る杭は打たれる」という点は今でも変わっていないと感じざるを得ませんでした。

 

こうしたことからもお金のメンタルブロックは形成されています。メンタルブロックとは、私たちの心の中に無意識のうちに形成される目に見えない障壁のこと。「自分には無理だ」「お金を持つことは悪いことだ」「成功するのは一部の人だけだ」といった否定的な信念や思い込みは、典型的なメンタルブロックの例です。

 

こうして形成されたメンタルブロックを解除して、お金に対する前提を変えることが、お金を増やすための近道です。

 

 

三凛 さとし

インフルエンサー

 

注目のセミナー情報

【資産運用】4月12日(土)開催
毎年8%以上の値上がり実績と実物資産の安心感
「アーガイル産ピンクダイヤモンド投資」の魅力

 

​​【資産運用】4月16日(水)開催
富裕層のための資産戦略・完全版!
「相続」「介護」対策まで徹底網羅
生涯キャッシュフローを最大化する方法

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

金のなる本  誰でも再現できる一生お金に困らない方法

金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法

三凛 さとし

KADOKAWA

お金の不安や苦労を抱えている、すべての人へ! ベストセラー『親子の法則』に続く、待望の最新刊! 15万人以上にコーチングしてきた著者がいま最も伝えたい「お金とメンタル」の深い関係とは――? 転職や副業、投資な…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録