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投資信託はどんな判断基準で選べばよいのか?

一口に投資信託といってもその種類は様々です。「興味はあるけど、どのように選べばよいのかわからない」という方も多いでしょう。本連載では、毎年1000を超えるファンドを分析する投信評価会社に所属する「投信のプロ」が、投資信託の基礎知識を世界一わかりやすく解説します。

投資信託という「お皿」にどんな料理を盛るか?

投資信託の特徴を言い表すものとして、私はよく「料理のお皿」にたとえてお話しします。投資信託は、そのお皿のうえに色々な料理を盛ることができる万能皿のようなものです。たくさんの株式を組み入れることもできれば、株式と債券をまんべんなく組み入れることもできます。また、金利が高いものだけを選んで集めることも可能です。

 

このように、制度の許す範囲であれば、投資する人のニーズにあわせた料理を様々な形でアレンジして提供できることが、投資信託の最大の魅力です。

 

ただ、こういった投資信託の良さは、その反面、投資信託を区別することや見分けることが難しいとか、投資信託の中身を確認することや、他のファンドと比較する際に分かりにくい理由にもなっています。

 

簡単な例として、身近な料理の代表格であるハンバーグを用いて、投資信託の特徴でもあり、投資信託を選ぶ際の難しさをみてみましょう。

 

いま、あなたの目の前には、投資信託というお皿にのっている3種類のハンバーグがあります。そのうちの1皿は「材料」の素材に牛肉だけを用いているところに特徴があります。別の1皿は、シンプルな和風仕立ての「味付け」による、カロリー控えめのハンバーグです。そして最後の1皿は、有名シェフの「料理人」が監修した「有名店」によるハンバーグです。

 

この3つを比較して、「あなたなりに優劣をつけてみてください? どの料理が良いですか?」そういわれても、一筋縄ではいきませんよね。これができたらディベートの達人です。ハンバーグそれぞれに特徴が違うので、どれが良いということを1つの切り口だけで客観的に示すことはできません。強引に無理してでも優劣をつけようとするなら、食べる人がそのときにどれを食べたいのかという主観的な判断によって決まります。

 

美味しそうという点では「有名シェフ」のハンバーグに軍配が上がるでしょう。からだに良さそうという点では「和風仕立て」になります。肉質や素材にこだわる人には「牛肉だけ」によるハンバーグを選ぶかもしれません。

 

仮に、このハンバーグを投資信託に組み入れる債券に置き換えてみましょう。「材料が牛肉」ということは、牛肉生産の盛んな米国やオーストラリアの債券に投資するファンドに置き換えることができます。投資する地域に特徴があるという意味です。「シンプルな味付け」はインデックスファンドのようなものです。無駄を省いたファンドの運用スタイルに特徴があります。また、有名な「料理人」による「有名店」のハンバーグは、運用の上手な責任者や有名な運用会社によるファンドだとしましょう。

 

いずれも魅力的な特徴がありますので、投資信託を選ぶ際に自分が求めるものがはっきりしていなければ、どれを選んだらよいのか迷ってしまいますよね。

求める資産形成によって、選択すべき投資信託も変わる

それでも、普段から口にしているハンバーグの比較であればイメージも湧くので、悩むポイントもなんとなくわかるのですが、多くの人にとって金融商品は馴染みがありません。そのため、どれが自分の意向にあっているのかどうか、自信を持って選択できないところに投資信託選びの難しさがあるのです。

 

 

しかも、料理はハンバーグだけではありません。カレーもあればイタリアンもあります。さらに、複数の投資信託を組み入れるファンド・オブ・ファンズでは、ラーメン、ライス、餃子を1つのお皿にのせる料理のようなものまで様々なバリュエーションを投資信託は用意できるのです。実際にその機能性の高さから数多くのタイプの投資信託が設定され、投資信託全体としては現在では5000を超えるファンドが存在しています。

 

そういったなか、どの投資信託が良いのかどうかは、個々の投資信託のお皿を目の前に並べてみて、色々な料理の特徴だけを眺めるだけでは決められません。良い料理を選ぶには自分にとっての切り口が必要です。そうしなければ目移りばかりしてしまいますよね。

 

料理やファッションにおいても、自分の好みやその時々によって求めるものは違うように、良い投資信託を選ぶ鍵は、自分がどのような資産形成を求めているのかによって違ってくるのです。自分が食べたい料理とは、自分の資産形成にあった料理だからです。投資信託選びでもっとも大切なことは、自分が選ぶ基準を持つことです。

三菱アセット・ブレインズ株式会社 シニアコンサルタント

慶応義塾大学卒、唐木研究会出身。三菱UFJ信託銀行において、投資の専門家として20代前半から数十年にわたり、ファンドマネージャー、トレーダーとして一貫して運用の最前線に身を置き、市場のなんたるかを体得。その経験をもって、現在は、投資信託の評価会社である三菱アセット・ブレインズ(MAB)において、投資信託の販売支援や投資教育などを通じ、個人が安心して健全な資産形成に励むことができるための啓蒙に取り組んでいる。
書籍『顧客をリスクから守る資産形成術』(きんざい)を始め、資産形成に関する記事を新聞、雑誌に多数掲載。

三菱アセット・ブレインズ株式会社(MAB)
http://www.mab.jp/

著者紹介

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京町家が高い希少性を持つ理由

1.町家は、現代の建築物ではないので、新しく生産出来ない建物。

2.京都市内は建築物の高さ制限があり、高層マンションが存在しない。

3.投資対象となる地域は京都市内の旧市街で、5キロ×5キロメートルの範囲。

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