(※写真はイメージです/PIXTA)

人間は失敗をすると、その原因を自分の外側に求めがちです。しかし、そのような姿勢では投資においても同じ失敗を繰り返すことになり、「大負け」を食らうことになるかもしれません。本記事では桑原晃弥氏による著書『株式投資 100の金言』(さくら舎)から一部抜粋し、ユダヤやウォーレン・バフェットの金言を基に、投資に対して取るべき行動と考え方をご紹介します。

人は転ぶと、まず石のせいにする

「ものごとができない理由は100ほどもある」という言い方があります。人間というのは何かやりたくないなと思うと、「できない理由」を次から次へと考えて、決してやろうとはしないものですが、同様に人間というのは「失敗した理由」も次から次へと見つけ出すようです。ユダヤの格言にこうあります。

 

「人は転ぶと、まず石のせいにする。石がなければ、坂のせいにする。そして、坂がなければ、履いている靴のせいにする。人はなかなか自分のせいにはしない」

 

投資というのも100戦100勝はなく、どんな投資家であろうと、人生においては幾度かの失敗をするものです。ましてや経験の浅い個人投資家ともなると、証券会社の薦めるままに買って失敗をしたり、「この辺で売って利益を」と思いながらも、なかなか決断できずにいたらいつの間にか下がってしまったといった失敗をすることになります。

 

こんな時、「下がる株を売りつけられて失敗した」「周りがまだ上がると言っていたので信じて待っていたら下がってしまった」などと失敗の理由を数え上げるか、それとも「自分の研究が足りなかった」「決断できなかったのは自分に非がある」と失敗の理由を自分に求めるか。

 

失敗の責任を他に転嫁するのは楽でいいのですが、現実には責任を内側に求めない限り、同じ失敗を繰り返すことになるのです。

 

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株式投資 100の金言 ―先人はかく成功した

株式投資 100の金言 ―先人はかく成功した

桑原 晃弥

さくら舎

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