(※写真はイメージです/PIXTA)

マンションを購入しようと考えた38歳の女性Aさん。実は1年前をがんを患い団体信用生命保険に加入できないことが分かりました。一般の金融機関では、住宅ローンの申し込み要件として「団体信用生命保険に加入すること」が明記されており、団体信用生命保険の加入が必須となっています。しかし、住宅を購入しようとしている人のなかには、持病などがあり、団体信用生命保険に加入できないケースも……。そのようなときには住宅ローンは利用できず、現金で購入するしかないのでしょうか。今回は団体信用生命保険に加入できない場合の住宅ローンの組み方について、住宅ローンアドバイザーでCFPの資格を持つ新井智美さんが解説します。

民間の生命保険や勤務先の福利厚生制度も確認しよう

Aさんは民間の生命保険に加入しているため、万が一のときには保険金を受け取ることができます。ただ、保険金額や万が一のことが起こった時期によっては住宅ローン残債を全てカバーできない可能性があります。その時には、一度勤務先の福利厚生制度も確認してみましょう。

 

企業によっては、従業員を被保険者とした生命保険に会社として加入しており、従業員が死亡もしくは高度障害の状態になった際に保険金が支払われる仕組みを採用しているところもあります。もちろん保険金は遺族の方に支払われますが、その保険金で住宅ローンの残債を支払うこともできるでしょう。

 

団体信用生命保険に加入できなくても「フラット35」を利用することで住宅ローンは利用できます。ただし、万が一のことを考えて自分で備えを用意しておく必要があります。もちろん生命保険も活用できますし、最近の医療保険の保障内容は時代の流れによって大きく変わっています。がん保険は一度がんになった人は加入できませんが、医療保険は一度がんと診断されても一定年数経過すれば加入できるケースもあり、その際に死亡保険金を特約として付けられる保険も存在します。

 

今後の返済を考える中で、そのような生命保険の活用のほか、できるだけ早く返済できるよう繰り上げ返済の計画を立てることも大切です。繰り上げ返済にはボーナス額や運用で得た利益を充ててもいいでしょう。

 

人一倍シビアな返済計画が求められますが、それは自身のマネーリテラシーの向上にもつながります。逆に自分にとってプラスな方向になったと考えて前向きに生きていくことを考えましょう。



新井智美

トータルマネーコンサルタント
CFP

 

 

【注目のセミナー情報】​​​

【財務戦略】10月22日(木)
1,000社超の融資支援実績を持つプロが解説!
旅費・役員賞与を活用して「キャッシュを最大化」する方法

 

【実物資産】10月24日(土)
「日本刀投資」は他の実物資産と何が違う?
希少性・鑑定・保存状態…「価値」を見極め方を解説

 

【不動産オーナー向け】10月29日(木)
<会員限定セミナーの特別版を一般公開>
金利上昇局面の今こそ知っておきたい!
「不動産×金融資産」の最適バランスと投資税務

 

 

【関連記事】

■月20万円もらえるはずが…45歳・サラリーマン「ねんきん定期便」に抱いた違和感。「年金ルール」知らずにそのまま20年…65歳で受け取ることになる年金額に唖然「何かの間違いでは?」

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧