まさか、こんなはずでは…裕也さんの「大誤算」
裕也さんはホテルを辞め、観光案内サービスの起業に踏み切った。しかし、最初はクライアントを獲得するのに苦労し、なかなか収入が安定しなかった。
観光案内の内容や料金設定についても試行錯誤を繰り返し、満足のいく結果を出せない日々が続いた。また、広告宣伝の知識が不足していたため、サービスの存在を広く知ってもらうことができなかった。
さらに、独立後の不安定な収入に加え、予想以上に多忙な業務スケジュールに直面し、心身ともに疲弊が溜まっていく。一部の友人からは「辞めるべきではなかったのでは?」という声も聞かれるようになり、裕也さんは自分の選択に自信を失いかけた。
高校時代の友人のアドバイスが転機に
そんな時、裕也さんは高校時代の友人である美咲さん(仮名)のアドバイスが自身の転機になったという。
美咲さんは現在、アマチュアのボードゲームデザイナーとして活動しており、観光業界にも興味があった。彼女は「観光案内をボードゲームにしてみたらどう?」と提案した。彼女は、地元の観光スポットや文化をテーマにしたボードゲームを作り、観光案内を楽しみながら学べる方法を考えたのだ。
ボードゲームのアイデアという、もう一つの「無形資産」
裕也さんはこのアイデアに興味を持ち、美咲さんと一緒にボードゲームの開発を始める。ゲームのなかでは、プレイヤーが滞在先の観光名所を訪れたり、その地域の文化や歴史に関するクイズに答えたりする。ゲームを通じて、地域の魅力を楽しく学ぶことができるように工夫した。
裕也さんはこのボードゲームを使った観光案内ツアーを企画し、地元の観光協会や学校とも連携してイベントを開催した。ゲームを通じて観光案内をすることで、参加者は楽しみながら地元の魅力を知ることができ、口コミで評判が広がった。
裕也さんの観光案内サービスは次第に注目を集めるようになり、観光客からの問い合わせが増え始め、地元観光業の企業からの相談も入ってくるようになった。彼の独自の視点で作られたボードゲームは評判となり、観光客が彼のサービスを利用するようになった。やがて、裕也さんは地元の観光イベントや文化フェスティバルにも招かれるようになってきた。
現在、裕也さんの観光案内サービスは成功を収めはじめ、年収も1,500万円に達し、以前のホテル勤務時代より大幅に増加している。彼は今でも新しい観光スポットや文化を発掘し、ボードゲームを通じて地元の魅力を伝え続けている。
杉原 杏璃 氏登壇!
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
(入場無料)今すぐ申し込む>>
注目のセミナー情報
【海外活用】12月7日(土)開催
従来の分散投資で資産を守れるのか?
新時代の富裕層が実践する
金融大国「シンガポール」や「フィリピン永住権」を活用した新・資産防衛法
【国内不動産】12月7日(土)開催
元サラリーマン大家の現役投資家社長が伝授…
インバウンド需要を逃すな!
《札幌・民泊投資》で勝ち組になる方法