今回は、Airbnbの宿泊料金は「日本円」でも設定できるかどうかなどを見ていきます。※本連載は、Airbnb総合研究会代表、阿部ヨシカズ氏の著書、『Q&Aですぐわかる!Airbnbで始める初めての民泊』(扶桑社)の中から一部を抜粋し、Airbnbを始める前に知っておきたい「宿泊料」に関する知識をQ&A形式で紹介します。

ゲストとホストの利用通貨が異なっても問題なし

Q.宿泊料を日本円で設定しても大丈夫?

 

Airbnbでは、宿泊料金の設定を様々な通貨で行うことができ、日本円にも対応しています。

 

ゲストが支払いに使う通貨が、ホストのリスティングの通貨と異なる場合には、Airbnbが支払い金額を自動的に換算してくれます。なのでホスト側は、自分の使い勝手に合わせて好きな通貨を選ぶことができます。

 

また、宿泊料は受け取り方によってドル建てか円建てか変わります。日本の銀行口座を受け取りに設定している場合は円建てで振り込まれます。以前は、銀行口座で受け取る場合は数千円の手数料がかかっていましたが、現在は手数料が無料となっているので安心して利用できます。

宿泊料金の「通貨」はゲスト獲得にほとんど影響しない

Airbnbではいつでもリスティングの料金設定を変更できます。基本的に、リスティングの通貨設定がゲスト獲得に影響することはほとんどありませんが、仮に自分の設定した通貨が原因で予約が入らないと感じるなら、設定を変更し、対策をとりましょう。

 

こまめに設定を変更することで、Airbnbの運営側に対して、「リスティングの管理をきちんと行っていますよ」という姿勢を示す機会にもなり、良い印象を与えられます。

 

最近では、時期やニーズに合わせて自動で料金の変動を行ってくれる「スマートプライシング」という機能も配信されました。この機能をオンにしておくと、季節やエリアの需要などに合わせてリスティングの宿泊料を変更してくれます。

 

とはいえ、「スマートプライシング」の値段設定が適切なものかどうかは疑問が残りますので、ご自身の設定した金額と乖離が大きい場合は、「スマートプライシング」に頼るのではなく、ご自身で値段をこまめに設定した方が、宿泊率が上昇する可能性が高いです。

 

【図表】スマートプライシングでの料金設定

 

A .ゲストが使用する国の通貨に自動変換されるので日本円で設定しても大丈夫。

本連載は、2016年5月30日刊行の書籍『Q&Aですぐわかる!Airbnbで始める初めての民泊』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

Q&Aですぐわかる! Airbnbで始める初めての民泊

Q&Aですぐわかる! Airbnbで始める初めての民泊

阿部 ヨシカズ

扶桑社

この一冊を読めば誰でも、話題の「民泊」を始められる! 外国人観光客の増加を受け、急速に注目を浴びる民泊。自らもAirbnbのホストとして活躍する著者が、自身の経験をもとに「騒音・ゴミ問題を防ぐには?」「英語力はどの…

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