1株400円が半年後には200円に…
以前私は持株会で失敗しています。しかし、失敗はそれだけではありません。ここでは、株価が下がり続けたことに慌てて売りを行ってしまい、50万円の損失を出した私の投資の失敗経験について紹介します。「バイ・アンド・ホールド」ができなかった典型例です。
持株会で購入した株が下落したことに耐えられず売却した後、大きく毀損した元本で次の投資先を検討していた私は、前回リスクヘッジできなかった反省に基づき、自分の業務とは無関係で業績が安定している鉄道会社の株を購入することにしました。その鉄道会社の場合、株を持つことで株主優待券(乗車券)をもらえるので、配当以外の楽しみもあり購入を決めました。
100万円ほど出資したので、かなりの数の優待券を受け取ることができ、半年に一度の配当とともに大きな楽しみでした。優待券を使わない場合は、金券ショップで売却もできるので現金化も可能です。
株価もしばらくは堅調に推移していたのですが、ある日を境に1、2週間程度かけて段階的に下がっていき、それまで1株400円程度だったものが、2週間後には250円まで下がっていました。
その後も少しずつ下がっていき、半年後には200円程度と半値に下がってしまいました。資産価値が半分になったので、心の中で「おいおい、一体何が起こってるんだよ……」と思い、思考停止状態になっていました。持株会のときのように大きな自然災害があったわけでもなく、鉄道会社の不祥事といったニュースもないのに、「なぜ株価が下がっていったのか」が理解できませんでした。
毎日会社に行っても仕事が手につかず、休憩時間に株価をチェックしては落胆する日々が続きました。心臓が常時バクバクしていて、心ここにあらずという状態が続きました。
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