(※写真はイメージです/PIXTA)

令和47(2065)年、日本人の平均寿命は男性84.95歳、女性91.35歳になると推計されています(内閣府HPより)。少子高齢化が進む今、日本の未来は、想像以上に悲惨かもしれません。

恐ろしすぎる「2040年問題」…眼前に迫る絶望未来

苦境に立たされながらも、日本の経済を支え続けてきた団塊ジュニア。

 

ちなみに団塊ジュニアが該当する「40代〜50代」の平均年収を見てみると、40歳~44歳の男性が602万円、女性が335万円。45歳~49歳の男性が643万円、女性が346万円です。

 

50歳~54歳の男性が684万円、女性が340万円。55歳~59歳の男性が702万円、女性が329万円となりました(令和4年分『民間給与実態統計調査』・1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与)。

 

なお50代は年齢別に見ると「もっとも給与が高い」年齢層です。団塊ジュニアにとって上記の平均給与は納得の数字といえるでしょうか。

 

団塊ジュニアの高齢化については「2040年問題」が広く知られています。2040年、団塊ジュニアがみな65歳以上となり、生産年齢人口が大幅に減少、社会保障費が急激に増加するという「ほぼ確定的な」問題です。東京都に限って見ても、2060年には85歳~となった団塊ジュニアが東京都で最多の年齢層になると考えられています。

 

この未曽有の事態をなんとか回避しようと、解決策として打ち出されているのが、高年齢者雇用安定法の改正をはじめとした「ずっと働き続ける」という選択肢ですから、惨憺たる気持ちになってしまうことも無理はありません。

 

改めて言うまでもありませんが、彼らの親が団塊の世代。おおよそ1947年~1949年生まれの人のことを指します。現在74~77歳です。

 

さらに団塊の世代・団塊ジュニアの少し上の方々の、「8050問題」はご存じでしょうか。50代の引きこもりの我が子を、80代の親が支えるという状態により、経済的に厳しい状況に陥ってしまうことを指します。

 

80代ともなれば、当然年金暮らし。厚生労働省『令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』によると、現在の厚生年金の平均受給状況は次のとおりになっています。

 

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