父を見送った年金20万円の88歳母、一人暮らしでは火を消し忘れ、トイレに間に合わない状態に…住宅ローンを抱えた60歳長男絶句。なにかの間違いであってほしい「戦慄の老人ホーム請求額」【FPが解説】

父を見送った年金20万円の88歳母、一人暮らしでは火を消し忘れ、トイレに間に合わない状態に…住宅ローンを抱えた60歳長男絶句。なにかの間違いであってほしい「戦慄の老人ホーム請求額」【FPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

多くの人に訪れる老いと死……。老後の後半戦では多くの人に訪れるこの問題、自分事として考えられずに、お金の問題に悩まされる人があとを絶ちません。本記事では山本さん(仮名)の事例とともに、介護で経済的な問題に直面しないための事前準備について、FP相談ねっとファイナンシャルプランナーである小川洋平氏が詳しく解説します。

85歳以上で日常生活に部分的な支援が必要な人の割合

今回は母親の介護が大きな負担となってしまった山本さんの事例をご紹介しました。厚生労働省「介護給付費等実態統計月報」/2023年9月審査分、総務省「人口推計月報」によりますと、80歳~84歳の人の26%が要介護、要支援状態となり、85歳以上の人については59.5%が要支援以上の状態になっているというデータがあります。

 

つまり、老後の後半戦では多くの人が誰かの助けを必要とする状態になるため、そういった場合を想定し準備が必要ということです。

 

経済的な準備はもちろんのこと、自分が誰かの助けを必要とする状態になったらどうするか、家族に面倒をみてもらうつもりならばその家族に対しては経済的にも精神的にも相応のものを与える必要があるといえるでしょう。

 

自分の老後の資金計画を考えることは当然必要ですが、このように自分の身体の自由が 利かないときに誰に面倒をみてもらうか、そしてその場合にどの程度のお金が必要かを試算し、自分のことが自分でできなくなった場合の対策を事前に講じておく必要があります。

 

 

小川 洋平

FP相談ねっと

ファイナンシャルプランナー

 

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