6月3日の日経平均株価は、終日堅調でした。株価の重石となっていた米長期金利が5月30日をピークに低下を続けるなか、インフレに対する過度な警戒感が後退し、前週末の米株市場ではNYダウが約1年ぶりの上昇幅を記録。こうした流れを受けた本日の国内株式市場では、金融や保険、海運といった“バリュー株”に買いが集まりました。日経平均株価は前日比435.13円高の38,923.03円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが185銘柄、値下がりが40銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、東京エレクトロン〈8035〉、TDK〈6762〉、信越化学工業〈4063〉、京セラ〈6971〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、第一三共〈4568〉、ディスコ〈6146〉、トヨタ自動車〈7203〉、ソシオネクスト〈6526〉、レーザーテック〈6920〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は16億7,600万株、売買代金は4兆1,313.47億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、証券業、保険業、海運業、鉱業、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、電気・ガス業、輸送用機器械、非鉄金属、金属製品、医薬品などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がC&Fロジホールディングス〈9099〉で+705円(+14.49%)の5,570円、2位がメルカリ〈4385〉で+215円(+11.73%)の2,048円、3位が住友ファーマ〈4506〉で+23円(+7.54%)の328円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がトリケミカル研究所〈4369〉で-485円(-11.10%)の3,885円、2位が北海道電力〈9509〉で-107円(-6.49%)の1,542.5円、3位がイオンディライト〈9787〉で-240円(-5.85%)の3,860円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは165銘柄、年初来安値を更新したのは6銘柄でした。
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