投資初心者は要注意…高配当利回りランキングに入っていても「絶対に手を出すべきではない」銘柄【経済誌元編集長が助言】

投資初心者は要注意…高配当利回りランキングに入っていても「絶対に手を出すべきではない」銘柄【経済誌元編集長が助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

どの銘柄を買おうか選ぶ際、メディアなどの「高配当利回りランキング」をチェックする人も少なくないでしょう。しかし、そうしたランキングに入っていても手を出すべきではない銘柄があるといいます。そこで、本記事では『一生、月5万円以上の配当を手に入れる!シニアが無理なく儲ける株投資の本』(日本実業出版社)の著者である川島睦保氏が語る、「手を出してはいけない銘柄の特徴と理由」を書籍から一部抜粋してご紹介します。

配当利回りが低いのに株主優待を実施している企業も要注意

配当利回りの低さを株主優待で穴埋めしているような企業がある。これなども私は推奨する気になれない。一種の目くらましだ。株主優待に回すお金があるなら、配当額に上乗せするのがセオリーと声を大にして言いたい。

 

少し人間臭い話になるが、同じ人物が社長、会長として長く君臨して(居座って?)いる会社にも用心が必要だ(ただし創業社長の場合は除く)。

 

特定の人物が長くトップ経営者として君臨できるのは、企業を長年成長させ、連続増益を維持してきたからだろう。しかし裏を返せば、そうした会社の業績は〝伸びきっている〟場合が多い。どのように優秀な人物であっても、社長・会長としての〝賞味期限〟はせいぜい4~6年だ。後は〝付録〟に過ぎない。

 

それでも連続増益が続いているのは、側近(取り巻き)たちがその後の出世(あるいは保身)のために乾いた雑巾をさらに絞るような努力を続けているからだ。乾いた雑巾を力任せに絞れば、雑巾はビリっと破れて使い物にならなくなってしまう。

 

こうした会社は〝大物〟社長が引退したら、それまでの無理がたたって業績が急悪化するので、長期投資に向かないというのが私の経験則だ。

 

 

 

川島 睦保 

フリージャーナリスト、翻訳家

 

※本記事は『一生、月5万円以上の配当を手に入れる! シニアが無理なく儲ける株投資の本』(日本実業出版社)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

 

 

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