多様化する学びの選択肢
私の子どもたちが通っていた保育園は4歳になった年度末で転園しなければならない園でしたが、転園のタイミングは自分が子どもをどう育てていきたいかを見直す、よいキッカケとなりました。
規則正しい生活、栄養満点の給食、外遊びなど、子どもが主役の保育園での生活に大変満足していましたが、同じクラスにいた女の子が転園のタイミングで幼稚園受験をしたことから、私の子育ての道筋は大きく変わっていったのです。
息子の転園前の半年、下の娘の育休期間で、息子はサッカーやピアノの習いごとをしていたため、専業主婦のママ友がたくさんできました。ママ友から幼稚園の教育内容を聞くたびに、保育園での教育はどうなっているのかが気になりはじめました。
1日中どろんこになって遊ぶ保育園の生活に満足しながらも、息子のこれからの学びの道筋について、少しずつ考えるようになっていきます。その後も小学校・中学校などステージ毎に、「子どもにとっての最善とは何か」を考え、子どもたちみずから選択できる環境を整えながら、学びの選択をしてきました。
日本においては、保育園・幼稚園・小学校・中学校・高等学校・大学など、子どもの成長段階に応じて学びの場が用意されており、中学校までは公立学校へ就学するケースが多く、進路について初めて考えるのは中学卒業時が多いものです。
多様な生き方、価値観、教育機関が存在するいま、もっと早い段階から子どもの学びの道筋を考える必要があるのではないでしょうか。
最初の選択は、生まれてまだ1歳や2歳の幼い我が子を、自宅で育てるのか、保育園やベビーシッターなどの保育サービスを利用しながら育てるのか。自宅で親が主体となって育てる子育て。集団生活の保育園や、専門家であるベビーシッターと過ごす子育て。それぞれにメリット・デメリット、特徴があります。
保育園とひとことでいっても、設置が自治体、民間、自治体から委託を受けた民間業者など、いろいろな形態があり、対象年齢や保育内容もさまざま。保育園に通っていた子どもが幼稚園に入れる年齢になれば、保育園から幼稚園に移る家庭もあります。
少子化の影響を受けて、さまざまな特長をもった幼稚園も増えてきました。外部から講師を招き、運動・リトミック・英語・パソコン教育といった時間割がびっしり組まれている園は、習いごとへ連れていく時間のない親からすると、ありがたいかもしれません。一方、子どもの主体性を育てる自由保育も根強い人気です。
このほか、幼稚園と保育園が一緒になった「こども園」、インターナショナルスクールなど、保育・教育内容もさまざまです。どのような環境で育てたいのか。実際に園に足を運び、親の目でしっかりと確認してから決めたいものです。
小学校以降も国立・公立・私立と設立区分があり、小学校だけのものから、小中高の一貫校、中高の一貫校、大学の付属校など、さまざまな形態があります。とくに大都市圏は、幼稚園や小学校から受験する子も一定数存在し、2023年の首都圏における中学受験者数は5万人を超え、地域によってはクラスの半分以上が受験するところもあるのです。
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