タワマン住まいの仲良し夫婦、年収1,500万円の51歳エリート夫が急逝…48歳妻〈まさかの遺族年金額〉に思わず「なにかの間違いでは」【CFPの助言】

タワマン住まいの仲良し夫婦、年収1,500万円の51歳エリート夫が急逝…48歳妻〈まさかの遺族年金額〉に思わず「なにかの間違いでは」【CFPの助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

夫を亡くした妻の生活を支える「遺族年金」。しかし、遺族年金だけを頼りに生きていくのは現実的ではないかもしれません。株式会社よこはまライフプランニング代表取締役の井内義典CFPが、具体的な事例を交えて解説します。

老後不安を払しょくするためにできる2つの収支改善策

そこで収支改善の対策としては、下記の2つが挙げられます。

 

1.住居変更

夫を失ったことで、Bさん1人で生活するにはタワーマンションは広すぎるかもしれません。また、高い賃料も大きな負担となります。そのため、賃料が低く、ひとり暮らしに適した住居を選び直すとよいでしょう。毎月かかる固定費の負担を減らすことは、収支改善において優先度の高い項目です。

 

2.パート勤務の再開

また、パート勤務などで再び仕事を始め、生活のために定期的な収入を得ることも大切です。遺族年金はパート収入があっても支給調整やカットは行われないため、収入を得ながら遺族年金を受け取ることもできます。

 

また、継続して勤務していれば、いずれ正社員への転換や収入アップも叶うかもしれません。

気持ちを切り替えリスタートを切ったBさん

「思い出はたくさんあるけれど、夫がいたころの生活はもう戻ってこない。これだけの遺族年金が受け取れるだけでも夫に感謝しないと……」Bさんは現実と向き合い、引っ越しに求職にと、新しい生活に向けてリスタートを切りました。

 

子どもがいない夫婦の場合、教育費はかからないものの、配偶者の収入に頼り切りだと今回のように思わぬ事態に見舞われることになります。

 

配偶者の突然の死はいつやってくるかわかりません。いざというときのために対策をとっておきたいところです。

 

 

井内 義典

株式会社よこはまライフプランニング代表取締役

特定社会保険労務士/CFPⓇ認定者
 

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