タワマン住まいの仲良し夫婦、年収1,500万円の51歳エリート夫が急逝…48歳妻〈まさかの遺族年金額〉に思わず「なにかの間違いでは」【CFPの助言】

タワマン住まいの仲良し夫婦、年収1,500万円の51歳エリート夫が急逝…48歳妻〈まさかの遺族年金額〉に思わず「なにかの間違いでは」【CFPの助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

夫を亡くした妻の生活を支える「遺族年金」。しかし、遺族年金だけを頼りに生きていくのは現実的ではないかもしれません。株式会社よこはまライフプランニング代表取締役の井内義典CFPが、具体的な事例を交えて解説します。

タワマンで優雅な暮らしを営んでいたA夫妻だったが…

金銭的な問題や晩婚化、女性の社会進出などさまざまな背景から、「子どもを持たない夫婦」が増えています。

 

実際、国立社会保障・人口問題研究所が2021年に行った調査によると、結婚持続期間15年~19年の夫婦で子どもがいない割合は7.7%と、1977年の3.0%に比べるとその割合が増加していることがわかります。

※ <参照>「2021 年社会保障・人口問題基本調査 <結婚と出産に関する全国調査> 第16回出生動向基本調査 結果の概要」

 

年収1,500万円の会社員で、51歳の夫・Aさんと、Aさんの扶養に入っている48歳の妻・Bさんも、そんな「子どもを持たない夫婦」のうちの1組です。

 

2人が結婚したのは、Aさんが37歳、Bさんが34歳のころでした。子どもを望み不妊治療を続けていたものの、なかなか実を結ばず、やがて「これだけ頑張っても苦しむくらいなら、2人の生活を思い切り楽しもう」と決断したそうです。

 

Aさんは年収が高く、子育ての費用も不要になったことから、住む場所にもお金をかけようとBさんと話し合い、住まいを賃貸のタワーマンションに移したそうです。Bさんはパートとして働いていた時期もあったものの、ここ最近は専業主婦として家庭を支えていました。

 

しかし……。2人きりで優雅な暮らしを営んでいたある日、夫・Aさんがくも膜下出血で急逝。Bさんは48歳にして、突如ひとりきりでの生活を強いられることになったのです。

 

愛する夫を突然失った悲しみに加えて、専業主婦のBさんは毎月の収入が途絶えることに大きな焦りを感じていました。このままでは老後の生活も不安になりそうです。

 

なんとか葬儀を終えたBさんは、まず、遺族年金の受給手続きを行うため年金事務所に駆け込みました。

 

次ページたったこれだけ!?衝撃の「遺族年金額」

※個人情報保護のため、登場人物の情報は一部変更しています。

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