70代・年金月18万円…妻に先立たれた「昭和タイプの男」、子どもたちに疎まれ老人ホームに入所も、思わず半年で飛び出した「まさかの理由」

70代・年金月18万円…妻に先立たれた「昭和タイプの男」、子どもたちに疎まれ老人ホームに入所も、思わず半年で飛び出した「まさかの理由」
(※写真はイメージです/PIXTA)

かいがいしく尽くしてくれる妻に先立たれ、呆然とするある男性。子どもたちから勧められて施設への入居を決めるも、せっかく決まった先から退去することに…。なぜそのようなことが起こるのか。実情を見ていく。

「施設のスタッフも入居者も、親父の部下じゃないんだから…」

ところが半年後。突然、父親がホームを退所するといいだし、子どもたちは愕然。

 

話を聞けば「ちっとも大事にしてもらえない」と、耳を疑うようなことをいう。慌てた息子が、一体施設でどんなことがあったのかと話を聞き出すと、出てきた話は、次のようなものだった。

 

・サービスはいいが、ビジネスライクで他人行儀な接し方に孤独を感じる

・ほかの入居者と話が続かず、孤独を感じる

・周囲の人たちはレクリエーションに夢中になっているが、自分はなじめず、孤独を感じる

・なぜ、こんなに思い通りにならない環境なのか

 

「そりゃあそうだろうよ、施設のスタッフも入居者も、親父の部下じゃないんだから…。周囲の人と楽しくやっていけないのは、自分の心がけの問題じゃないの?」

 

息子があきれると、

 

「母さんなら、そんなこと言わなかった…」

 

と、ポツリ。

 

「この期に及んでなにをいっているんだか…」

 

いったんは息子の家に引き取られていった男性だが、今度こそ終の棲家となる施設を探すため、2人の子どもたちは血眼になって奔走している。

 

入居前の施設見学は必須だが、チェックすべきポイントは多岐にわたる。とくに重要なのが「入居者」についてだ。施設によって、要介護者のみ、自立している人のみ、要介護者も自立している人もOKなど、条件はさまざまだ。同じような入居条件でも、要介護者が多いのか、自立している人が多いのか、認知症患者が多いのか、施設によっても違いある。そこを確認して決めないと「人と合わない」ことになりかねず、退去理由になってしまうケースもあるのだ。

 

 

[参考資料]

国立社会保障・人口問題研究所『第7回全国家庭動向調査』
 

 

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