「施設のスタッフも入居者も、親父の部下じゃないんだから…」
ところが半年後。突然、父親がホームを退所するといいだし、子どもたちは愕然。
話を聞けば「ちっとも大事にしてもらえない」と、耳を疑うようなことをいう。慌てた息子が、一体施設でどんなことがあったのかと話を聞き出すと、出てきた話は、次のようなものだった。
・サービスはいいが、ビジネスライクで他人行儀な接し方に孤独を感じる
・ほかの入居者と話が続かず、孤独を感じる
・周囲の人たちはレクリエーションに夢中になっているが、自分はなじめず、孤独を感じる
・なぜ、こんなに思い通りにならない環境なのか
「そりゃあそうだろうよ、施設のスタッフも入居者も、親父の部下じゃないんだから…。周囲の人と楽しくやっていけないのは、自分の心がけの問題じゃないの?」
息子があきれると、
「母さんなら、そんなこと言わなかった…」
と、ポツリ。
「この期に及んでなにをいっているんだか…」
いったんは息子の家に引き取られていった男性だが、今度こそ終の棲家となる施設を探すため、2人の子どもたちは血眼になって奔走している。
入居前の施設見学は必須だが、チェックすべきポイントは多岐にわたる。とくに重要なのが「入居者」についてだ。施設によって、要介護者のみ、自立している人のみ、要介護者も自立している人もOKなど、条件はさまざまだ。同じような入居条件でも、要介護者が多いのか、自立している人が多いのか、認知症患者が多いのか、施設によっても違いある。そこを確認して決めないと「人と合わない」ことになりかねず、退去理由になってしまうケースもあるのだ。
[参考資料]
\1月20日(火)ライブ配信/
調査官は重加算税をかけたがる
相続税の「税務調査」の実態と対処方法
カメハメハ倶楽部セミナー・イベント
【12/23開催】
金融資産1億円以上の方のための
「本来あるべき資産運用」
【12/23開催】
タイ居住の国際弁護士が語る
「タイ移住」のリアルとメリット
【12/24開催】
高所得者・高収益法人が注目している
「ビジネスジェット投資」とは
【12/27-29開催】
「名義預金」vs「贈与」
“相続税の税務調査”で問題になるのは?
【12/27-29開催】
「相続」入門セミナー
相続人・被相続人双方が知っておくべき
具体的スケジュール・必要な手続き・今からできる事前準備
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
