広がる医療の地域格差。医師が都市部に集中する理由は?
それでは何故、地域医療ではなく都市部で医療に貢献したいと考える医師が多いのでしょうか? 全国の大学医学部医学科に通う医学生115名を対象に、公益財団法人川野小児医学奨学財団が実施したアンケートにて「医師になったら、地元で働きたいですか」という質問に対し「いいえ」と答えた学生の理由を見てみましょう。
自身が理想とする医師を目指すためには地元では経験できないキャリアを選択する必要があるから(2年生 静岡県)、山間の過疎地域であり専門的なスキルを高める、維持するのが困難と思われるから(2年生 千葉県)、知り合いの診察は抵抗がある(6年生 鹿児島県)。海外に出たい(3年生 東京都)
(参照:医学生の意識調査|公益財団法人川野小児医学奨学財団)
といったものでした。高度なスキルを獲得し専門的なキャリアを積むうえで、患者数や症例数が限られる地方は不利になると考える人が多いようです。
浪人生の6割におとずれる「勉強離れ期」一番多かった理由は?
膨大な勉強量が求められる医学部に合格した志の高い学生が、全国から症例の集まる都市部で専門スキルを磨きたいと考えるのは当然かもしれません。
勉強に対する高い志が求められるのは、医学部志望以外の受験生も同じです。特に浪人生は勉強の質と量を維持することが求められます。ところが、浪人経験のある373人(19歳〜26歳)を対象にじゅけラボ予備校が実施したアンケート調査によると、浪人生の60.9%が「勉強から離れがちになった経験がある」と回答しています。
一番多かった理由は「モチベーションが維持できなかった」で37%。次に多かった理由は「精神的または身体的な健康の問題」で12.8%。その次が「学習計画通りに進まなかった」で9.3%です。
(参照:浪人期間の勉強に関するアンケート|じゅけラボ予備校)
上位3つの理由同士が影響し合っているように見て取れる結果となりました。自分がどうすればモチベーション維持できるかを把握したうえで勉強に取り組むことが「勉強離れ期」を防ぐのに重要であるといえるでしょう。
THE GOLD ONLINE 編集部
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