仲良くなった同僚たちとグループLINEでつながる
「幅広い人たちとの出会いがあって、仕事仲間たちと連絡を取り合ったり、再会したりするのが楽しい」。山口さんは日本各地で働くことの魅力を語ります。
秋田のホテルでリゾートバイトをした際には、30代の同僚2人と友人になりました。1人は台湾好きの女性、もう1人はソロキャンプが趣味の女性でした。2人とも考え方がしっかりしていて、はっきりモノをいうタイプ。
「彼女たちは人生の目的意識が明確で、自由人だった。自分の息子と同じくらいの年齢だったが、考え方に共感できる仲間ができたと感じた」と山口さんは話します。うち1人とは寮で週に3回ほどお酒を飲んでいたといいます。
この2人とホテルの正社員2人とは、いまでもグループLINEが続いています。LINEでは「みんなで予定を合わせて再会したいね」などと話しているそうです。
山口さんはリゾートバイトについて「どんなところで働いても、嫌なこともあれば、性格が合わない人もいないわけではない。しかし、よい人もたくさんいる。そうした人たちとの出会いのチャンスがある」と語ります。
66歳の誕生日にまたクルーズ船に
山口さんは今後の目標について「65歳までリゾートバイトを続けて、66歳の誕生日からお客さんとして世界一周のクルーズ船に乗りたい」と話します。その後は、これまで行ったお気に入りの旅行先を巡って楽しみたいそうです。
山口さんには、これまでの働き先から「社員にならないか」との誘いもあるそうです。しかし、「子供のころからお店を手伝い、人より長く働いてきた。リゾートバイトに区切りをつけたら、とにかく楽しんで過ごしたい」そうです。
「人手不足が深刻になっていることに加えて、落ち着きのある中高年を求めているリゾートも多い。楽しく働けるところをきっと紹介してもらえる」。取材の最後に、山口さんにリゾートバイトに興味のある中高年の方々にメッセージをお願いしたところ、こんな答えが返ってきました。
温泉巡りをするように働き、世界一周の船旅に思いをはせる山口さんの姿には、中高年の「自由な働き方」「やりがいのある働き方」の見本の1つを見たように感じました。

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