〈高配当株〉長期投資が前提だったとしても「こんなときは迷わず売却する」タイミングとは?【2万人を指導した投資研究家が助言】

〈高配当株〉長期投資が前提だったとしても「こんなときは迷わず売却する」タイミングとは?【2万人を指導した投資研究家が助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

長期的な視点で高配当株式投資を行う場合、原則として売却はしないのが基本です。しかし、だからといって売却について全く考えずに保有し続けていいのでしょうか。『高配当10倍株投資 「高利回り×高成長」で資産を4倍速で増やす!』(KADOKAWA)の著者である児玉一希氏は、「迷わず売却を考えるべきときもある」といいます。そこで、本記事では高配当株投資初心者に向けて「売り時」の考え方を具体例を用いながら解説します。

損が出ている銘柄との相殺利益確定もNG

 

売却の際に注意したいのは、含み損の銘柄と含み益の銘柄を相殺しようとする行為です。

 

個人投資家にありがちな話なのですが、含み損になっている銘柄を損切り、含み益のある銘柄を一緒に利益確定して、トータルで資金が減るのを回避しようとします。これはお勧めしません。

 

なぜなら、含み益の銘柄はあなたの予測が当たり、将来にわたり利益をもたらしてくれる銘柄である可能性が高いからです。逆に、含み損の銘柄は予測が外れ、将来の成長性に懸念があります。

 

会社に例えれば、含み益がある銘柄=利益をもたらす優秀な社員、含み損がある銘柄=利益を生まない社員ということになります。

 

もし、あなたが経営者であれば、冷静に利益追求を考えた時に、利益を生む社員を残し、利益を出さない社員を解雇するでしょう。これまで払った給料など投資コストが回収できなかったとしてもです。

 

同様に、株式投資でも、含み益を持つ銘柄を残し、投資した理由が変わってしまった含み損の銘柄を売却することが重要です。

 

そのため、ポートフォリオは全て含み益の銘柄で揃っているのが望ましいと思います。確定損益にこだわりすぎず、成長が期待される銘柄と一緒に、資産額を伸ばすことにフォーカスする考え方が成功への近道です。

 

 

児玉一希

株式会社RES 代表取締役 

 

※本記事は『高配当10倍株投資 「高利回り×高成長」で資産を4倍速で増やす!』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。また、投資による結果に編集部は一切責任を負いません。投資に関する決定は、自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。

 

 

 

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高配当10倍株投資 「高利回り×高成長」で資産を4倍速で増やす!

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児玉 一希

KADOKAWA

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