「誰も住まなくなった実家をどうするのか問題」
自己紹介が遅れましたが、私は吉原泰典(よしはら・やすのり)といいます。大学卒業後、30年近く大手企業に勤めていました。10年ほど前に早期退職し、現在は不動産投資と大家業を本業にしています。
10年ほど前というとちょうどアベノミクスが始まった頃で、サラリーマンの間で不動産投資がブームになり始めていました。
バブル入社世代である私にとって失われた20年の低成長が続く中、大企業とはいえぬくぬくと定年までやり過ごせる可能性は低いだろうという危機感から不動産投資に活路を求めました。その結果、いまでは資産総額数十億円にまでなっています。
一方でここ数年、自分や妻の実家をどうするかといったことがずっと気になっていて、周りの知り合いからも「誰も住まなくなった実家をどうするのか問題」について話を聞いたり、相談されたりする機会が増えています。
ネット時代になり家を借りたり、買ったり、建てたりすることについては詳しい情報が簡単に手に入りますが、誰も住まなくなった実家の扱いとなるとあまり経験者がいませんし、不動産の専門家であっても手がけたことはほとんどないのが実情です。
最近は誰も住まなくなった実家を“邪魔者”や“お荷物”扱いし、「建物を取り壊してさっさと手放したほうがいい」といった主張が不動産業界やマスコミに溢れています。多くの人が「そういうものなのか」と考え始めているようにも見えます。
実家にもう一度、活躍の機会を用意してあげる
しかし、実家は自分にとって思い出深い場所ですし、実家にもう一度、活躍の機会を用意してあげようと考えるのはごく自然なことではないでしょうか。
いずれは売却するにしてもいますぐである必要はありませんし、売却までの間ほとんどリスクなしで副収入を得ることができたらどうでしょう。さらに、地域の人たちに手頃な賃料でゆったり暮らせる生活の場を提供し、ささやかながら地域経済の活性化につなげることも可能です。
私自身、これからは本業である不動産投資と大家業だけでなく、誰も住まなくなった実家を再生して活躍させる正しい知識と誰にでもできる空き家活用ノウハウを発信する活動に本腰を入れて取り組んでいきたいと思っています。
吉原泰典
不動産投資家・空き家再生コンサルタント
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