株の短期売買が「ルーレットと同様のバクチ」といえるワケ
ギャンブルが好きでたまらない方、読者の方のなかにもいらっしゃるのではないでしょうか。あのハラハラする感じがたまらず、やめたくてもやめられない。次こそ勝てると思っても負けてしまい、もうやめようと思っても、「ダメだ、やっぱりやめられない…」。
そんなギャンブラー気質の方に試してほしいのが「株の短期売買」です。
株価の短期的な動きを予測するのは、非常に困難です。値上がりを予想するプロの買い注文と、値下がりを予想するプロの売り注文が激突しているのが現在の株価だからです。
別の見方をすると、皆が「上がる」と思って買い注文を出すと値上がりするわけですが、問題は「明日、皆が値上がりを予想して買い注文を出すのか否か」を予想するのが非常に難しいからです。
特殊な能力のある人は別ですが、株の短期売買はカジノのルーレットと同じような「バクチ」なのです。
株の短期売買は、カジノのルーレットより期待値が高い(儲かる確率が高い)ので、バクチが好きな人は、株の短期売買は面白いと思います。気をつけるべきことは「小遣いの範囲で楽しむ」ということです。老後資金をカジノに持参する人はいないでしょうから。
株式投資の期待値は「カジノより高い」
株の短期売買がお勧めな理由として、まず、カジノと比べて手数料が圧倒的に安いことがあげられます。たとえばルーレットでは38個から1個選んで当たれば36倍になりますから、手数料率は5%強でしょう。それと比べれば、証券会社の手数料など安いものです。しかも、ルーレットは一瞬しか楽しめませんが、株の売買ならしばらく「上がれ」と念じながら過ごすことができます。
もうひとつ、カジノは強欲な人が集まる一方で株式市場は臆病(慎重)な人が集まるという違いがあります。株式投資家の多くは「5割の確率で儲かる」ような案件には手を出さないのです。そこで、確率5割強の投資案件を容易に手にすることができる、というわけです。