年金をたくさん受け取れても…
今回は元国会議員で高笑いの余生から転落してしまった永田さんの事例を紹介しました。
令和元年に発表された、老後2,000万円問題の発端となった『金融審議会市場ワーキング・グループ報告書 高齢社会における資産形成・管理』によりますと、高齢夫婦の公的年金の平均的な受給額は月額で約21万円となっています。
それに対し、議員年金は保険料が年間約126万円と高額なものの、10年以上在籍した場合には年間で400万円以上、加えて自身が受け取れる公的年金も受給できます。
地方議員、国会議員ともに、経営者が議員になることは多く、恵まれた議員年金を受け取っていてもそのほかの要因により(今回であれば事業の失敗)、破産に陥ってしまう可能性もあります。家計においても収入と支出の管理は重要ですが、事業主にとっては動く金額も大きくなるためさらに重要なことです。
小川 洋平
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