(※写真はイメージです/PIXTA)

タワーマンション(以下、タワマン)とは、基本的に地上20階建て以上の居住用高層建物のことを指します。「お金持ちの住む家」というイメージが強いですが、実際にはどのような人たちが、どのような目的で住んでいるのでしょうか。様々な角度から検証していきます。

「どう考えても『終の住処』ではない。」

●タワマン「持ち家派」の声

 

「将来的な資産価値を考えて駅近のタワマンを購入した」(35歳/男性)

 

「賃貸で暮らしていたが、結婚を機に購入した。至便性も高く、ご近所づきあいもあまりないのが楽」(42歳/男性)

 

「賃貸で暮らすなんてもったいない。多少無理をしてでもローンを組んで購入し、『資産』を保有したい」(40歳/女性)

 

「これ以上充実した家にはもう巡り合えないと思ったから買った。戸建てや通常の分譲マンションと比べるとタワマンのメリットは計り知れない」(33歳/男性)

 

「親が購入していたタワマンを継いだ。売却や賃貸に出すことも考えたが、ひとまず住んでみたところ、あまりに居心地がいいのでそのまま暮らし続けている」(50歳/女性)

 

●タワマン「賃貸派」の声

 

「どう考えても『終の住処』ではない。万が一大停電にでもなったら家に戻れない。購入する意味がわからない」(45歳/女性)

 

「単純にお金がない。ゆくゆくは買いたいと思っているが、現状の資金繰りだとローンが組めないと言われた」(26歳/男性)

 

「今は夫婦2人暮らしで満足しているが、子どもができたらもっと広い家に住みたい。都内のタワマンは高すぎる。将来的には郊外で戸建てかマンションを買う予定」(30歳/女性)

 

「タワマン云々というより、そもそも『持ち家』を保有したくない。長い目で考えたら資産としての『家』はデメリットのほうが多いと思う」(53歳/男性)

 

長らく話題になる「賃貸 vs 持ち家」論争は、タワマン内でも紛糾しているようです。 タワマンの恒久的な資産価値を主張する声もありますが、家賃は「生活に不可欠なコスト」と考えて、その時々で生活にあった部屋を借りるほうが「リスクが少ない」という意見も見られます。

 

タワマン暮らし。憧れる人も少なくありませんが、眼前には通常の分譲マンションや戸建てと変わらない「よくある問題」が佇んでいます。ステータス重視で勢いそのまま住んでしまう前に、「自分の家として適切か」、冷静な判断が求められています。

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