オーナー企業での選考プロセスで必ず留意したい点
では、そんなオーナー企業での採用選考プロセスについて、どのようなことに注意すべきでしょうか。
オーナー企業の選考で必ず確認したい点として、採用の意思決定プロセス(どのように最終決定するのか)、幹部陣の動き方、入社後の配属や昇進の決定プロセスが挙げられます。
採用決定は、一定の経営陣や人事との合議で決められるのか、あるいは社長の一存がすべてなのか。選考中の経営幹部陣の関与はどのようになっているか。入社後の配属や昇進についてオフィシャルなルールが存在しているのか、あるいはとくにルールはなく、これも社長の一存なのか。
最初に挙げた<色>の相性、意思決定スタイル面での相性・価値観合わせを、できる限り選考中にしっかり行ってください。繰り返しになりますが、ここがずれていることは、あなたが働く上で無用のストレスを常時抱えることになります。
あなた自身の選考に臨む姿勢面での注意点は、あなた自身の意思決定スピード、社長との相性&幹部陣との相性、自身のキャリアビジョンとの合致度です。
あなたが応募先企業の意思決定スピードやスタイルに惚れ込んだとしても、あなたの意思決定スピードやスタイルが自社と同じ以上でなければ、先方には魅力なしと判断されてしまいます。
会話のキャッチボールの気持ちよさ、共通の言語、判断のフレームを持ち合わせているか。そしてオーナー企業で最終的に最も問われるのは、その応募者が自分の転職先を決めるために必要な情報を効率的に収集し、自身で判断軸を作り、それに基づいてスピード感をもって明快な最終意思決定ができることです。
内定オファーが提示された段階で、この部分での明確なファイナルジャッジが(本人には明示されなくても)下されていることを、ぜひ認識いただければと思います。
***************************************
転職先としてオーナー企業を選択することは、あなたのキャリアにとって大きな武器となるケースもあれば、ハンデとなるケースもあります。どちらに転ぶ可能性が高いか、しっかり見極めながら応募と選考を進めてください。
井上 和幸
株式会社 経営者JP
代表取締役社長・CEO
注目のセミナー情報
【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション
【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
