「やるのが嫌だ」と思ったらすぐ「やれ!」
「やらない理由を探すモード」は、目の前に嫌なことがあるときに発動するものです。
嫌なことはやりたくないので、やらない理由を一生懸命探すというわけです。
たとえば、物販の講座を受講して、手法を先生に教わったうえで、「この方法で毎日30分だけリサーチしてください」と言われたとします。しかし、リサーチという嫌なことをする前に、「残業で遅くなったから」とか「もう疲れちゃった」などと理由を探して、今日はやらないというのが典型的なパターンです。
英語の勉強も同じです。たとえば、TOEICで800点を取らなければいけなくなり、勉強をする必要があるのに、「今日は息子の誕生日だから」「飲み会があったから」などと理由をつけてはサボってしまう。
リサーチも英語の勉強も、本当は自分のためになるはずのものです。まずは、そこから逃げている自分に気づいてほしいと思います。そして3回に1回でいいので、気が進まないことをやっていただきたいのです。
これは、私のような凡人に向いている改善方法です。3回のうち2回は逃げたり誤魔化したりすることは仕方がないが、その代わり、3回に1回は必ずやり遂げるのです。今の私は、3回のうち2.5回くらいはできるようになってきました。
この考え方は、私が27歳くらいの頃に外資系生命保険会社のトップセールスマンから教わったものです。保険会社で年間1億円以上稼いでいるその方に「どうしたらそんなに成果が出るのですか?」と聞いたことがありました。
すると、「超簡単だよ。嫌だなと思ったことを全部やるだけだから」と言われたのです。
そうかと感心するとともに、自分には無理だと思いました。それが顔に出たのかもしれません。その方は続けて、「あ、小林君はまだこれからなので、3回に1回でいいよ」と言ってもらって気が楽になったのを覚えています。
その方は、誰も知り合いのいない経営者の交流会に、嫌だなと思っても1人で行って契約のチャンスを作ったり、1日10件、営業のアポを取るまで電話をかけ続けたり、嫌なことを徹底して続けたといいます。それがトップセールスという結果に結び付いたわけです。
「3回に1回でいいからやってみ」と言ってもらって以来、私はそれを実践するようになりました。
不動産の物件を探したり、リサーチしたり、ブログを書いたりするのは全部面倒くさいことです。やらない理由が頭をよぎるので、そのときに「自分のためだから3回に1回はやるぞ!」と自分を奮い立たせて、私はやってきました。これを続けると、ほぼ100%後悔しないようになりました。
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