「やらない理由」を探していては成功は訪れない
もし音楽が好きでギターを始めてみようと思ったときに、「やらない理由」など考えないはずです。
しかし、やりたくないこと、気が進まないこと、面倒くさいことをしなければいけないときはどうでしょうか。音楽が好きでもないのに、バンドでドラムをやってくれだなんて頼まれたら、やらない理由を並べて断ることでしょう。
そういう意味では、本当は本業の仕事だって、やらないで済むならやりたくない人も多いかもしれません。食べていくためには仕事をしないわけにはいかないので、嫌々ながらも続けている人も多いことでしょう。
その点、副業や投資は違います。やりたくなければやらなくてもいいのです。収入アップというリターンは期待できますが、必ずしもリターンが約束されたものではないし、いろいろと面倒な手間がかかることは事実です。睡眠時間が削られる、資金がない、税金が増える、お金を一瞬でなくすリスクがある、もしかしたらインチキな儲け話かもしれない……。やらない理由を探すのは簡単です。
ただし、一歩踏み出さない限り、収入がブーストすることはありません。
冒険を好まない国民性なのか、堅実に働くことが美徳とされているからなのか、日本人はやらない理由を探し出すのは驚くほど上手です。
「勉強します」という言葉も問題から逃げる言葉
行動しない理由で、1番きれいに聞こえるフレーズがあります。それは「勉強します」という言葉。とても前向きに聞こえますが、これは直面する問題からエスケープする呪文といってもいいでしょう。
私のセミナーの来場者の方から「ありがとうございます、もうちょっと勉強します」という言葉を聞くと、それは「今はやりません」の同意語のように聞こえてしまいます。
今すぐやるのを避けるためにいったん勉強することにして、決断することからエスケープしているのでしょう。
もちろん、本当に勉強するのであれば別です。
正直に言うと、私もやらない理由を探すことはあります。しかし、重要なことは、「やらない理由を探してしまった自分に気づけるかどうか」です。そのときに、「また自分でやらない理由を探しちゃったな」と気づけるかどうか。これがとても重要となります。
小林 昌裕
副業専門スクール『副業アカデミー』代表
副業専門家
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