(※写真はイメージです/PIXTA)

日本の住民票を除票して非居住者として海外移住したときには、日本の金融機関の金融サービスが受けづらくなります。とはいえ、老後資金や教育資金などの資産形成は続けていきたいものです。そこで本記事では、「海外移住をしたときの資産形成」について解説します。

資産形成のパートナー「IFA、保険代理店」を選ぶポイント

海外移住者が資産形成をするために主に選択している方法の中でも、海外積立や海外生命保険については、資産形成のパートナーとなるIFAや保険代理店次第で投資効果が変わります。

 

オフショアの証券会社で資産形成する分にはすべてが自己責任となりますが、IFAや保険代理店の中には、必要のない報酬を請求したり、販売手数料目的で商品を紹介したりする輩も少なくありません。そこでオフショア投資で重要となるIFAや保険代理店選びのポイントを解説します。

 

1. 金融のプロか?担当者の金融リテラシー

 

IFAや保険代理店の担当者の金融リテラシーによって、自分には適していない金融商品を買わされたり、もっとよい商品があるのに紹介してもらえなかったりすることがあります。担当者が金融のプロでなければ、適した金融商品で資産形成ができません。

 

金融のプロと名乗ったり、プロのフリをしたりしている担当者が意外と多いものです。担当者の金融リテラシーを見極めるのは重要なポイントです。

 

2. 属人的ではなく、組織・法人で包括的なフォロー体制

 

IFAや保険代理店の中には個人事業で活動している、またはライセンスの問題で組織には属しているけれど独立して活動しているIFAや保険募集人も少なくありません。この場合、属人的なフォロー体制となり、もし担当者がいなくなった場合、その後のメンテナンスが難しくなります。仮に担当者がいなくなった場合でも資産運用は続きますので、新たな担当者を紹介してくれる、会社として総合的にフォローをしてくれる組織や法人に属したIFAや保険代理店を選ぶべきです。

 

3. ワンストップサービスとアフターフォロー

 

海外積立や生命保険ははじめた後のメンテナンスが非常に重要です。激変するマーケットに合わせた資産形成が必要ですし、そもそもみなさんのライフステージも変われば、資金が必要となるタイミングも変わります。

 

IFAや保険代理店の中には売りっぱなしの輩も少なくありません。購入からメンテナンス、資金の受取までワンストップで手厚いサービスを提供するIFAや保険代理店を選ぶことは重要です。

 

非居住者として海外移住をしたときには、先進国や金融センターでのオフショア投資がオススメです。アメリカドルやユーロをはじめとした国際基軸通貨での資産形成が可能で、金融商品の選択肢も幅広く自分の目的に適した金融商品が見つかるはずです。

 

いずれにしても、資産形成のパートナーとなるIFAや保険代理店選びは非常に重要なポイントです。オフショア投資で騙された、思っていた投資と違うなどという情報が錯そうしていますが、すべてはIFAや保険代理店選びに失敗したことが原因です。みなさんの資産形成のパートナーは慎重に選択されることをオススメします。

 

 

村上 年範

クレディ・テック株式会社 代表取締役

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