築古空き家を安く購入、リフォームして賃貸で稼ぐ「空き家投資」。6つのステップを踏むことによって利回り20%を実現できる可能性が高まると、専業大家の恵比寿吉之助氏はいいます。本記事では、同氏の著書『50代から年収100万円アップできる老後資産構築法』(ごきげんビジネス出版)から、利回り20%以上の物件を仕上げるための具体的な方法について解説します。

ステップ5:激安で修繕する

実際に激安で修繕ができること。これは超重要です。激安で修繕するといったら、あなたが真っ先に思いつくのはDIYかもしれません。たしかに自分で壁紙を貼るなどすれば修繕費用は節約できますが、自分の人件費や労力がかかることを考えるとイマイチです。

 

経営者は頭を動かして采配するのが仕事と思っていますので、私はDIYを一切やりません。なお、修繕費用を安くする方法には、「分離発注」と「施主支給」がありますが、これも私はやらないようにしています。

 

「分離発注」とは、工事を水道屋さんやクロス屋さんなどバラバラに発注して、コストカットする方法です。たしかに安くはなりますが、自分自身が現場監督のような工程管理をする必要があるため、初心者向けではありません。

 

「施主支給」は、材料を自分で買って、工事だけお願いする方法ですが、手間がかかりますし、リフォーム屋に嫌がられることがあります。

 

そのほか「中古品、在庫品でやってください」と指示することも一切しません。あれこれ注文が多い客は、リフォーム屋に面倒がられるからです。また、特定のリフォーム屋に頼まないと、安く修繕できないわけでもありません。全国どこでもリフォーム屋を見つけることはできます。むしろ、リフォーム屋を見つけた後に、どのように発注するのかという「仕事のお願いの仕方」が重要なのです。

 

激安で修繕する2つのポイント

激安で修繕するためのポイントは2つ。リフォーム屋を「見つける方法」と、安くするための「発注方法」です。それぞれにノウハウがあります。

 

修繕費用を安くする方法をリフォーム屋は知りません。リフォーム屋は建築のプロですが、投資のプロではありませんので、リフォーム屋の言いなりで工事をすると高くなります。

 

こちらが修繕方法を指示して、リフォーム屋をマネジメントすることで安くなるのです。雨漏り、傾き、水回りを交換、家1軒を丸ごと修繕しても、おおよそ100万円以下で収まります。かかったとしても150万円以下で収まることが多いです。普通は500万円くらいかかるような工事でも、私の場合なら100万円以下で終わることも多いです。激安修繕を実現する独自のノウハウがありますので、修繕費用で大きな差がつきます。

 

「安いリフォーム屋を見つければいい」と勘違いしている人がいますが、そんな単純な話ではありません。なお、激安で発注したからといって、リフォーム屋に怒られることもありません。むしろ、私はリフォーム屋の利益を削らず定価で発注しますので、気持ちよく工事をしてくれます。お互いwin-winです。

 

何度かダイヤモンドの原石を磨く話をしていますが、高いお金をかけてダイヤモンドをつくっても意味がありませんよね。修繕費用を下げ、激安のコストで済ませる方法を知っているので、ダイヤモンドをつくり出せるのです。

 

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