追い風が逆風になる可能性
今後の日本株式についても、為替と米国株式の動向に左右される展開が続く可能性が高いが、いつまでも為替と米国株式からの追い風が続くか分からない状況となっている。
為替市場では、2024年に入って当面は日銀の金融政策修正がない見込みになったことや米国の早期利下げ観測の後退したことを受けて円安が進行した。
しかし、2024年中に日銀が政策修正に動くことや米国で利下げに転じる可能性も相当あり、それに伴って円高圧力が高まる可能性がある。さらに米国株式はS&P500種株価指数の予想PERが20倍超えており、プチ・バブルとなっている懸念がある。
そのため日本株式は幸先のよいスタートを切ったが、日本企業の業績次第でもあるが、今後もけっして楽観できる状況ではないといえる。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
