「積立投資、今始めたら損なのでは…?」に対する結論
積立投資を始めようとしている人のなかには、「いつから始めるべきか」という疑問から立ち止まってしまう人もいる。そんな心配しなくても大丈夫。
投資信託は「今」が一番の買いどき!
現状の株価が天井(直近で最も高い株価)で、これから下がり続けることに不安を感じている人は、下図を見てほしい。
1920年から2020年までのアメリカのダウ平均株価を示したグラフで、アメリカ経済がどのように推移してきたのかが一目でわかる。
この100年の間には、世界恐慌やオイルショック、ブラックマンデー、ITバブル崩壊、同時多発テロ、リーマンショックと呼ばれる大暴落があったが、長期的に見れば右肩上がりの成長を続けている。積立投資は長期投資を前提としているので、下落相場が続いたとしても気にしなくてもいい。
逆に、投資信託の基準価額が下がるので、「同じ金額で多くの口数(投資信託の取引数量)が買えた」とポジティブに考えよう。
このグラフには、株価が下落したときの不安を和らげる効果があるので、いつでも見られるようにスマホで写真を撮ったり、印刷したりしておこう。僕も、下落相場に不安を感じたときに心を落ち着かせる「お守り」のように使っている。
積立投資への不安を解消できたら、スマホやパソコンを準備して、積立投資をスタートさせよう。始めるステップは、①証券口座を開設する、②証券口座に入金する、③投資信託を買う、の3つだけ。とても簡単だ。
お金を増やすコツはとにかく「売らない」こと
投資の世界では、「亡くなっている人」と「投資していることを忘れている人」の投資パフォーマンスが最も高いといわれている。なぜなら、「複利の力」を最大限に活用できているからだ。
複利とは、投資元本から発生した利益を元本に加え、大きくなった元本でより多くの利益を得る方法のこと。一方、元本に対してのみ利益が発生する仕組みを「単利」という。
たとえば、10万円を運用利回り4%で投資すると、1年後には10万4000円(10万円+10万円×4%)となる。この4000円の利益を投資元本に加えると、翌年の利益は「10万8160円」と、前年の利益より160円多くなる。これを10年、20年と続けていくと、雪だるま式に資産が増えていく。これが複利だ。
かの有名なアルベルト・アインシュタインも「複利は人類最大の発明である」と語っていたほど強力なのだ。
上図は、300万円の元本を30年間複利運用した場合の資産額と、単利運用した場合の資産額の推移だ。グラフから読み取れるように、複利運用したほうが313万円も多くなる。投資資金として準備した300万円以上の差が生まれるのだから、複利の力は凄まじい。
複利の力を最大限に高めるには、「とにかく売らないこと」だ。積立投資をしているときは、入金力を高めることだけを意識して、投資していることを忘れるぐらいがちょうどいい。そうやって億り人までの最短ルートを走り切ろう。
マサニー
資産35億円ニート
※本記事は『ズボラな人でもお金が増える 漫画 インデックス投資一択で億り人』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
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