(※写真はイメージです/PIXTA)

新NISAがスタートし、積立投資をお得にできるようになった今は投資を始める絶好の機会です。「超面倒くさがり」「給料も決して高くなかった」というところから資産35億円を達成した〈マサニー氏〉が、著書『ズボラな人でもお金が増える 漫画 インデックス投資一択で億り人』(KADOKAWA)から「いくら積み立てればいいの?」という最初の疑問にお答えします。

手取り25万円でも資産1億円の富裕層になれた!

「資産1億円の富裕層なら誰でもなれる」と聞いて、「自分には無理だ」とページを閉じようとしたあなた。ちょっと待って。そんなあなたに難しいことは何ひとつせずに資産1億円を達成できる方法を知ってほしい。

 

僕の書籍『ズボラな人でもお金が増える 漫画 インデックス投資一択で億り人』では、資産1億円を達成するためのステップを「3つのルール」として紹介している。これらのルールを理解し、実践していけば、あなたは資産1億円の富裕層になれる。会社に行くのが嫌すぎて辞めたニートの僕が言うのだから間違いない。

 

僕は27歳から積立投資を始め、40歳で資産5000万円を達成。下図は、元々の積立計画だ。投資を始めたときの手取りは残業代含め25万円と、決して給料が高かったわけではない。それでも計画より早く5000万円の資産を13年で築けた。

 

[図表1]計画よりずっと早く資産5000万円を達成!

 

ここからスタートアップ投資(新ビジネスで社会に変革を与える可能性がある成長企業への投資)に挑戦して、資産35億円の超富裕層になるわけだが、計画どおりに積み立てをしていれば、58歳で資産1億円に到達していた。

 

超面倒くさがりで、手取り25万円の会社員でも、資産1億円以上の富裕層になれたんだ。あなたにもきっとできるはずだ。そして、僕が会社員時代にはなかった「新NISA」という制度もある。これを使いこなせれば、億り人までの最短ルートを走り抜けられるはずだ。

 

「毎月いくら積み立てればいい?」→目標額で決めればOK!

いざ、積立投資を始めようと思っても、「いくら積み立てればいいのか」という疑問にぶつかるのは当然のこと。積立金額に悩んだときは、シンプルに目標金額と積立年数から逆算するといい。

 

子どもの頃を思い出してみよう。5000円のゲームがほしいときに、毎月500円ずつ貯金していけば、10ヶ月で買えたでしょ?それと同じ。老後までに5000万円を準備したいのなら、毎月10万円の貯金をすれば、42年で達成できる

 

たとえば、この10万円を貯金ではなく、オルカンへの積立投資で運用利回り(運用資金に対する年間損益の割合)4%で資産運用を続けていけば、約25年で5000万円まで到達する。

 

どれだけ長い道のりも、ゴールが決まっていれば、そこを目指して走っていける。そのモチベーションを保つために目標金額と積立年数を明確にする。目標金額と積立年数は、「いつまでに貯めるのか」と「毎月いくらまでなら投資できるのか」から逆算すれば簡単に決められる。

 

たとえば、1億円の資産を40年で築くために必要となる毎月の積立額は「約8.6万円」だ(運用利回り4%)。「8.6万円」が現実的でないなら、目標金額を少し下げたって構わない。あなたがお金を貯めたい理由は「1億円の資産を築くこと」ではなく、「安心して楽しく暮らすお金を持つこと」のはず。

 

ここでは、1億円を目標にしたときに必要な積立年数を紹介する。
 

目標金額・1億円の場合

下図は、1億円の資産を築くのに必要な毎月の積立金額と、積立年数を示したもの。運用利回り(運用資金に対する年間損益の割合)を4%、分配金は再投資(受け取った分配金で投資信託を再購入すること)する想定でシミュレーションしている。

 

[図表2]運用利回り4%、分配金は再投資する想定でシミュレーション

 

この図の使い方はこうだ。

 

・ 「積立金額を基準」にするケース:毎月積み立てられる金額を選び、1億円を達成できる積立年数を確認する。

 

・ 「積立年数を基準」にするケース:積立投資を続けられる年齢から、現在の年齢を差し引いた年数の積立金額を確認する。

 

たとえば、毎月の積立可能額を10万円とした場合、1億円に到達するために必要な積立年数は37年となる。現在の年齢が30歳であれば、67歳になるまで積み立て続けることになる。現在の収入を67歳まで維持できれば問題ないが、退職や転職によって積立投資が難しくなることも想定して、この年数でいいか見定めよう。

 

※書籍では1億円以外に5000万円、2000万円のシミュレーションも掲載。

 

 

マサニー

資産35億円ニート

 

※本記事は『ズボラな人でもお金が増える 漫画 インデックス投資一択で億り人』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

 

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