調査官「いい車ですねぇ」…年収650万円で“ベンツGクラス”に乗る47歳サラリーマン、税務調査で「まさかの追徴課税」に唖然【税理士が警告】

調査官「いい車ですねぇ」…年収650万円で“ベンツGクラス”に乗る47歳サラリーマン、税務調査で「まさかの追徴課税」に唖然【税理士が警告】
(※写真はイメージです/PIXTA)

税務調査といえば、個人事業主や富裕層といった一部の人以外には無関係に聞こえるかもしれません。しかし、実際には誰もが税務調査の対象で、さらに「資産を持っている」ことに無自覚であるほど、税務調査官に狙われてしまいます。今回、多賀谷会計事務所の現役税理士・CFPの宮路幸人氏が、具体的な事例をもとに“思わぬ追徴課税”を防ぐポイントについて解説します。

“タレコミ”がきっかけで税務調査が入る可能性も…

税務調査というと、多額の追徴課税が狙えそうなお金持ちの家庭に入るイメージがあるかもしれませんが、今回の事例のようにそれほどたくさんの相続財産がなくとも、税務調査に入られるケースはあります。

 

佐藤さんのように高級車を乗り回しているような場合目立ちますし、嫉妬もされやすいです。もしかすると、ご近所さんや知り合いから税務署にタレコミがあったのかもしれません。

 

タレコミをきっかけに税務署が税務調査に入るケースはあまり多くないと思われますが、「信憑性がある」と判断した場合は調査に発展する可能性があります。

 

実際、国税庁のホームページには「課税・徴収漏れに関する情報の提供」として、「不正に税金の負担を逃れようとしていると思われる者」についての情報提供を求めています。

 

車や腕時計のほか“デジタル遺産”にも要注意

今回見てきたように、もしご自身で相続税申告を行う際には、車や腕時計といった「形見」も忘れずに申告するようにしましょう。高級車のような高額なものを申告漏れした場合、ペナルティが重くなる場合もあります。

 

また最近ですと、被相続人がネットバンクやビットコインなどのデジタル資産を保有していたにもかかわらず相続人がその存在に気づかず、申告漏れするケースもあります。追徴課税を防ぐため、あらかじめ保有財産の一覧表などを作成し保管しておくとよいでしょう。

 

 

宮路 幸人

多賀谷会計事務所

税理士/CFP

 

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税務調査を録音することはできるか?
相続税の「税務調査」の実態と対処方法

 

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