(※写真はイメージです/PIXTA)

国税庁『令和4年分 民間給与実態統計調査結果』、厚生労働省年金局『令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』とともに、日本人の給与や年金について考えていきます。

厚生年金の平均額「月14万円」という事実に何思う

厚生労働省年金局発表『令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』より、現在の受給状況を見ていくと、厚生年金保険(第1号)受給者は3,598万人。厚生年金保険(第1号)受給者の平均年金月額は、老齢年金が14万4,982円です。国民年金受給者の老齢年金の平均年金月額は、5万6,428円となっています。

 

年齢別の厚生年金の平均額は下記のとおり。

 

【60代】

60歳・・・9万4,853円

61歳・・・9万1,675円

62歳・・・6万1,942円

63歳・・・6万4,514円

64歳・・・7万9,536円

65歳・・・14万3,504円

66歳・・・14万6,891円

67歳・・・14万5,757円

68歳・・・14万3,898円

69歳・・・14万1,881円

 

【70代】

70歳・・・14万1,350円

71歳・・・14万212円

72歳・・・14万2,013円

73歳・・・14万5,203円

74歳・・・14万4,865円

75歳・・・14万4,523円

76歳・・・14万4,407円

77歳・・・14万6,518円

78歳・・・14万7,166円

79歳・・・15万8,877円

 

【80代】

80歳・・・15万1,109円

81歳・・・15万3,337円

82歳・・・15万5,885円

83歳・・・15万7,324円

84歳・・・15万8,939円

85歳・・・15万9,289円

86歳・・・15万9,900円

87歳・・・16万732円

88歳・・・16万535円

89歳・・・15万9,453円

「今日を生きるため」という圧倒的現実

老後を豊かに暮らすためには3,000万円が必要ともされています。これらの数字を見る限り、早め早めの資産形成が求められていることは明らかです。

 

平均寿命が過去最高を更新するなか(女性87.09歳/男性81.05歳)、日本の年金は大丈夫なのか? 令和元年の厚生労働省の『将来の公的年金の財政見通し』では、「経済成長が続く限り」問題はないと算出されました(6つのパターンで細部にわたり検証していますが、本記事では割愛します。詳細は厚生労働省HPをご覧ください)。

 

安定した老後のために経済成長が求められ、経済成長のために労働と生産が求められますが、実際には「未来のためではなく、今日を生きるため」コツコツと働いている方が多いのではないでしょうか。現役世代の薄暗い感情は、日本全体に沈下していくばかりです。

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