(※写真はイメージです/PIXTA)

投資の初心者にとって、初めての投資信託は何に気を付けたらいいのかわからないですよね。ファイナンシャルプランナーの湯之前敦さんは著書『いちばんカンタン! 投資信託の超入門書 改訂版』(高橋書店)のなかで5つのルールを提示。今回は1つめのルール、「1つのファンドに偏らせない」を紹介します。

分散投資でリスクを減らす

1つのファンドに全資金を集中して投資するのはハイリスク・ハイリターンであり、おすすめできません。

 

仮に中国株のファンドに集中投資したとしましょう。中国経済が活況なときは、大きな収益が見込めます。反面、縮減したら大損失となる恐れもあるのです。

 

一方で中国株のファンドだけでなく、日本や欧米などの株式ファンドにも分散投資していればどうでしょう?

 

たとえ中国株が悪くてもアメリカなどの経済が堅調であれば、中国株での損失の影響を減らせます。

4つの対象に分散投資する

 

初心者向けの基本分散モデルとして「4資産分散」という考え方があります。4資産とは、国内株式、国内債券、先進国(外国)株式、先進国(外国)債券のことです。

 

これらを組み入れたファンドにそれぞれ投資することで、リスクを分散させながら安定的な収益を目指すことができます。

 

この分散投資で重要なのは、リターンと許容リスクにあわせて分散するということです。

 

リスクを取ってでも大きなリターンを重視する場合は「株式中心」となります。一方、リスクを抑えて安定的なリターンを考えるなら「債券重視」となります。

 

 

湯之前 敦

ファイナンシャルプランナー(AFP)、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト

 

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※本連載は、湯之前敦氏による著書『いちばんカンタン! 投資信託の超入門書 改訂版』(高橋書店)より一部を抜粋・再編集したものです。

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