(※写真はイメージです/PIXTA)

内閣官房内閣人事局『国家公務員の給与』(令和3年版)などから、国家公務員夫婦のお金事情についてみていきましょう。

金融資産「1億円」に到達するか?

公務員夫婦が受け取る退職金の平均額

 

退職金の金額は、退職事由や勤続期間に応じて異なります。算定の方法は下記のとおりです。

 

■公務員が受け取る退職金の計算方法
退職手当額 = 基本額 + 調整額
基本額 = 退職日給料月額 × 退職理由別・勤続年数別支給率
調整額 = 調整月額のうちその額が多いものから60月分の額を合計した額

 

実際に受け取った金額とみてみると、令和元年度、1人当たりの平均支給額は平均で1,058万1,000円となっています。


公務員夫婦の場合、この金額の倍額を受け取ることになるため、2,116万2,000円です。

 

先ほどの想定額に加えた場合、7,415万2,600円となります。投資など運用次第で1億円に到達するかどうか、といったところでしょう。

 

「過労死ライン」を超えて残業することも

 

上記のように、高給取りで将来も安泰にみえる国家公務員ですが、問題視されるのは、残業時間です。

 

政府の調べでは、2020年12月~2021年2月にかけて「過労死ライン」の月100時間を超えて残業していた職員が約3,000人いるとされています。2019年、人事院規則が改正され、国家公務員の残業時間の上限を原則として月45時間かつ年間360時間と明記した後の残業時間ですので、より深刻さがうかがえます。

 

上記のような現状を把握して、それでも「富裕層に近づきたい!」という方は公務員への就職・転職を目指す……というのも、考えられる選択肢のひとつかもしれません。

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