ポイ活はしょせん「消費の正当化」
私には、ポイントのサービスは、「消費者に、より多くのお金を使わせる仕組み」の1つにしか見えません。企業は営利団体です。利益にならないことはやりません。実際、多くの企業は消費を促すためにポイント制度を利用します。
要するに、ポイント制度によって消費者のお財布の奪い合いをしている、のです。
ポイントと購買意欲の関係は、行動経済学を少しでもかじれば、イヤというほど見えてくるはずです。一切のポイ活をやめなさい、と言っているわけではありません。
毎日行く近くのスーパーがあるなら、そのお店のポイントを貯めるのはいいと思います。
貯めないよりも、貯めたほうが得になるでしょう。
でも、「今日はポイント5倍デー」という日に、余計なものまで買うのは、やはり損です。ポイントに心を奪われて、必要のないものまで買うのは、ムダ遣い以外の何ものでもありません。
基本的に「お金を使って得をすることはない」んです。
大切なのは、ポイ活は企業側が儲かる仕組みの1つである、と理解しておくことです。
1000万円貯めるために必要なのは、「賢い消費者になる」ことではありません。「仕事でお金を得て消費する」というルーティンから脱却することです。
「ポイ活」によって生まれる「ちょっとしたお得感」は、「仕事でお金を得て、消費する」ルーティンを強めるものでこそあれ、1000万円無理なく貯めるマインドとは異なります。
本書を手に取ってくださっている方には、そこのところをぜひおさえておいていただきたいと思います。
【まとめ】
「ポイントがつくから」を浪費の理由にしない!
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