(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産投資の最大リスクである「空室リスク」。不動産投資は入居者から回収する家賃が収入源のため、空室期間が長引いてしまうと資金繰りが上手くいかなくなる可能性が高まります。そこで本記事では、不動産投資家のアユカワタカヲ氏による著書『1000年使える不動産投資最強成功術 失敗しない人だけが知っている不動産経営の定番』から、空室リスクの解消法について解説します。

物件を活かすも殺すもリフォーム次第

知らないと損する…
1000年使える、不動産投資成功術
詳細はコチラ≫≫≫
 
 

不動産賃貸業とは、月々いただく家賃で稼ぐビジネスです。毎月決まったお金が必ず入ってくる超安定的なビジネスです。この安定している収入だからこそ、重要なのです。月々5万円の家賃よりも、月々5万5千円の家賃のほうが、月額5千円。年間で6万円の収入が増えます。ですから賃貸オーナーとしてあなたは、1円でも高い家賃で入居者と賃貸契約を結ぶことが必須です。

 

リフォームの費用対効果を考える

ただ、闇雲に家賃を上げても、入居者が見つからなかったら意味がありません。リフォーム代など多少の費用をかけることによって、家賃を上げることができるでしょう。壁紙を今風にしてアクセントクロスを貼ることで部屋の印象は大きく変わります。これで家賃が2千円から3千円上げられます。

 

では、壁紙を張り替える費用は? ワンルームマンションでしたら高くても5万円ぐらいです。ということは、5万円割る2千円で、およそ2年で回収できる計算となります。ということで、汚れたクロスのままで、入居者を募集して空室期間を作るより、早くリフォームをして家賃を手にしたほうが効率的といえるでしょう。

 

では、もっとお金をかけることを考えてみましょう。ヨーロッパの輸入家具やシャンデリヤを取り入れ、超豪華な部屋ができたとしましょう。リフォーム代が100万円。家賃が2万円上げられたとしたら、回収できるのは、50ヵ月後ということになります。これでは、費用対効果が悪すぎますね。

 

というように、あなたの手持ちの資金と、そのリフォームによってどれだけの家賃の上昇が見込まれるかを視野に入れて、リフォームを考えてください。オーナーのことを考えない賃貸管理会社は、やたらめったらリフォームの提案をしてきます。そりゃお金をかければそれだけ入居者が決まりやすいからです。

 

私が日頃考えているリフォーム代の目安です。

 

「家賃の3ヵ月分」か「5千円×24=12万円」の少ないほう

 

空室期間は家賃が入ってきませんので、最大3ヶ月を超えるのは嫌なので、その分まではリフォーム代に充てる、あるいは家賃を5千円上げて、2年で回収できるレベルでリフォームするというのが大方の目安です。

 

これはあくまで私の基準ですので、あなたはどのぐらいの費用を掛けるかの基準を持っておくことが重要ですね。

 

※本記事は『1000年使える不動産投資最強成功術 失敗しない人だけが知っている不動産経営の定番』(ごきげんビジネス出版)一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

■恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ

 

■入所一時金が1000万円を超える…「介護破産」の闇を知る

 

■47都道府県「NHK受信料不払いランキング」東京・大阪・沖縄がワーストを爆走

 

※本連載は、アユカワタカヲ氏による著書『1000年使える不動産投資最強成功術 失敗しない人だけが知っている不動産経営の定番』(ごきげんビジネス出版)より一部を抜粋し、再編集したものです。

1000年使える不動産投資最強成功術

1000年使える不動産投資最強成功術

アユカワ タカヲ

ごきげんビジネス出版

失敗しない人だけが知っている、不動産に関する正しい知識とノウハウを身につけてみませんか。 働き方改革、年金老後2000万円問題などによる「将来不安」が続く日本。そんな中、副業の一つとして「不動産投資」が注目されて…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧