加入した保険の「こまめな見直し」が不可欠な理由

前回は、生命保険を活用し、子への財産贈与を有利に行う方法を解説しました。今回は、加入した保険の「見直し」が必要な理由を見ていきます。

世の中のニーズに合わせ、保険は常に変化している

保険にはいろいろな商品があります。掛け金も保障内容も同じように見えて、期間変更ができるものとできないものがあったり、ひと口に終身保険といっても貯蓄できるタイプとできないタイプがあったりします。また、返戻率が契約してすぐにピークを迎えるものや、5年目だけピンポイントで90%以上に跳ね上がり、それ以外は数パーセントに留まるものもあります。保険の種類が違えば、使い方や使いどころが違ってきます。

 

保険というのはそもそもリスクをカバーするために入るものなので、本来はお客さまのリスクが何なのかを理解したうえで、それを補える商品をすすめなくてはならないのですが、実はこれまで紹介したような保険があることを知らない保険の営業マンが、巷には溢れているのです。

 

医療保険をメインに販売している人や、生命保険がメインでも経験の浅い新人、自社の保険商品しか知らない人、深くまで保険のことを勉強しない人などは、まず知らないでしょう。

 

私も長年、ファイナンシャルプランナーとして保険商品を扱ってきましたが、自分から情報を求めて勉強して、やっと知ることができたことがたくさんあります。保険は世の中のニーズに合わせて、新しいものができたり古いものが消えていったり、常に変化します。

 

最新の情報をアップデートしていくための勉強は、今でも欠かすことができません。

保障の重複はないか? リスクはカバーされているか?

保険のことをよく知らない保険屋は、大体はトンチンカンな商品を売りつけることになります。その結果、同じような保険にいくつも重複して入っていたり、リスクをカバーできない無駄な保険に入っている人がたくさんいます。

 

また、リスクはその時々で変化するため、こまめに見直す必要があるのですが、入ったことで安心してしまい、すっかり放置している人が大半です。売る側も売って満足してしまい、アフターフォローを怠っているケースがあります。

 

自分がベストな保険に入れているか、無駄な保険に入っていないかをチェックするには、保険の専門家に相談するのが一番です。ファイナンシャルプランナーの知識を備えた、正しい情報を多く持っている人、生命保険をメインに扱っている人、いろいろな保険会社の商品を扱っている人に相談するといいでしょう。

1級ファイナンシャルプランニング技能士、AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー) 相続診断士

1990年、みずほ銀行(旧第一勧業銀行)に入行し、融資業務・ファイナンシャルプランニング業務に従事。2004年、アリコジャパンへ生命保険コンサルタントとして入社。営業成績は常に全国10位以内を維持し、全国1位も経験した。

優れた生命保険コンサルタントの証しであるMDRT会員に認定され、2007年・2008年にはMDRTアリコ会執行部役員に就任。

2009年にフィナンシャル・デザイン株式会社を起業、独立した。当初は富裕層の相続や保険の見直しをメイン業務とし、現在は医療法人の事業承継・相続も扱う。ファイナンシャルプランナーとして資産の全体設計から問題点を抽出、的確な解決策を提案し、税理士や会計士との「橋渡し」をすることで、顧客の資産保全に尽力している。

著者紹介

連載開業医の相続破産を回避する13のテクニック

本連載は、2016年5月27日刊行の書籍『相続破産を防ぐ医師一家の生前対策』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

相続破産を防ぐ 医師一家の生前対策

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井元 章二

幻冬舎メディアコンサルティング

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