憧れのセミリタイアをするには一体どうすればいいのでしょうか?沖縄でセミリタイア生活を送る、沖縄移住アラサー夫婦氏が、著書『7年で資産4000万円を達成した アラサー夫婦のゆる早セミリタイア』(主婦と生活社)で、そのノウハウをまとめています。今回は、本書の中からセミリタイアに必要な資産額と必要な力を抜粋して紹介。ぜひ参考にしてください。

セミリタイアに必要な資産額はいくら?

セミリタイアに必要な資産額は人それぞれです。僕たち夫婦の場合は約3300万円でしたが、田舎に移住して半自給自足のような暮らしをしたいのであれば、生活費もぐっと下がり、必要な資産額も減るでしょう。

 

反対に、お子さんがいるご家庭であれば、教育費などもかかり、必要な額も増えると思います。まずはイメージしているセミリタイア生活の支出と収入を考えてみて、そこから必要な資産額を逆算することが大事です。

 

たとえば毎月の生活費が20万円、年間生活費240万円で想定した場合、半分を資産収入、半分を労働収入で賄うとすれば120万円ずつとなります。資産収入で年12 0万円を得ようと思ったら、一般的な運用利回り4%で逆算して資産3000万円が必要。

 

一方労働収入で夫婦で年120万円稼ぐには、ひとり当たり月5万円の労働が必要ということがわかります。これならパート・アルバイトでも十分に稼げる額ですね。大切なことは、「自分たちの場合」で試算することです。

セミリタイアに必要なのはお金の総合力

セミリタイアに必要なのは、稼ぐ力? うまく投資できる金融リテラシー? それとも厳しく家計管理をして節約することでしょうか。

 

結論は、総合力。家計管理をし、収入を増やし、できた貯金を賢く投資に回すこと。この3つの力が合わさって初めてセミリタイアが実現するのです。それぞれの力を「平均より少し上」を目指してバランスよく伸ばすことが大切です。

 

たとえば、高収入だったとしても、どんぶり勘定で毎月の支出が多ければ資産形成はできません。逆に言えば、特別な才能を持った人でなくても、それぞれの力を少しずつ伸ばすことで、セミリタイアは実現できるのです。

 

また、セミリタイア生活を続けていく上では、投資だけでなく、税金や社会保険、年金制度などの知識も必要です。リタイア前には会社がやってくれていたことも、リタイア後は自分ですべて管理しなければなりません。まさにお金の総合力が重要なのです。

※本連載は、沖縄移住アラサー夫婦氏による著書『7年で資産4000万円を達成した アラサー夫婦のゆる早セミリタイア』(主婦と生活社)より一部を抜粋・再編集したものです。

7年で資産4000万円を達成した アラサー夫婦のゆる早セミリタイア

7年で資産4000万円を達成した アラサー夫婦のゆる早セミリタイア

沖縄移住アラサー夫婦

主婦と生活社

夫は専門卒、妻は高卒。住まいは1K賃貸アパート、車はなし。給料が入ると、その月にほとんどを使ってしまう浪費家で、借金もあり。 そんな2人が7年後には資産4000万円に到達し、セミリタイアを実現! 7年の間に一体何があっ…

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