高配当株に集中投資はリスク大!
トップ企業の株を買っておくのは基本ですが、とはいえ、集中投資は危険です。
たとえば、東京電力。元々、東京電力は年金代わりに投資する人が多い、人気の高配当株でした。ところが、東日本大震災の原発事故以降、経営状態が悪化。2011年から現在にいたるまで配当金はゼロです。
また、日産自動車では元会長のカルロス・ゴーン氏の件により、株価が急落。大企業でも個別株には相応のリスクがあります。
最低でも10〜15銘柄以上に分散しましょう。できれば業種も分散するとリスクはなお低くなります。
ただ、最初からたくさんの銘柄を選ぶのは難しいし、資金の問題もあるので、半年から1年くらいかけながら徐々に銘柄を増やしていきましょう。
次の章で詳しく説明しますが、高配当ETF(上場投資信託)であれば1つ選ぶだけで銘柄を分散させることができるので、これを活用するのもアリです。
業績悪化・・・減配・株価下落しやすい
倒産・・・会社がなくなり、株が紙切れとなる
連鎖下落・・・同じ業種のうち複数の企業の株価が下がると、同じように下落する
配当利回りのよさだけで選ぶと減配や無配、株価の下落もありえるので分散がおすすめ。
おすすめ日本高配当株15選
日本の高配当株は個別株で15銘柄以上分散して持つのがおすすめです。というわけで、僕たちがおすすめする日本高配当株15選をご紹介します。
選んだポイントは、資産拡大も望める時価総額の大きい企業、倒産リスクの低い業界トップクラスの企業、これまでの業績の安定感、財務状況が優良であること、配当実績、配当利回り、株主還元の方針など。
今後も安定して配当金を出してくれることが見込め、増配の可能性も高い企業です。この15株は業界も分散させて選んだので、ぜひ組み合わせも参考にしてください。
初心者が個別株を選ぶ際は、実際にその商品やサービスを使ったことがある企業、親近感のある企業から銘柄を探してみるのも手です。
そこから具体的に業績や配当実績、企業のHPを見て、銘柄分析してみるといいでしょう。