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日本の富裕層に人気の海外移住先であるシンガポール。シンガポールで人気のインターナショナルスクールの一つに、Eton House(以下「ETON」)があります。このETONのブロードリック校を訪問し、幼稚園・小学校の教育について聞いてみました。
ブロードリック校のキャンパスでは、幼稚園児から小学生まで一緒に学ぶ
OWL:ETONは、シンガポールにいくつのキャンパスがあるのでしょうか?
ETON:シンガポール全体には、大きなキャンパスが4つあり、そのほかにプレスクールが11あります。ここブロードリック校は、最初にできたキャンパスです。
OWL:このキャンパスで学んでいるのは、どの学年の子たちでしょうか?
ETON:プレスクール(N2、K1、K2)と小学校(Grade1-5)の子どもたちが学んでいます。ここの小さい庭は、プレスクール(N2・K1、2)用の庭です。
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英語力が不十分な子には、英語補修クラスが用意されている
OWL:まずは英語について伺いたいと思います。日本人の場合、英語ができない子でも入れるかのか…という点が気になる一方で、プレスクールの段階なら、英語力はあまり関係ないようにも思われます。その点はどうでしょうか?
ETON:はい。英語ができないというだけで入園させないということはありません。ただ、入園時に英語で面接をして、英語が不十分と思われる子には、英語補習クラス(EAL:English as an Additional Language)を受けてもらうことにしています。
OWL:普通の授業に加えてEALも受けるということでしょうか?
ETON:午前中は普通に英語で学ぶクラスで勉強します。午後は第2言語(Additional Language)の時間で、ヒンディー語・日本語・中国語を選べるのですが、EALを受ける子たちは、この時間にEALのクラスに参加してもらいます。
OWL:EALの話から逸れてしまうのですが、日本語の授業もあるのですね。
ETON:はい。日本人の先生が2人いて、日本人のお子さんの日本語教育もおこなえるようにしています。ヒンディー語、日本語、EALは30分で、これらを受講する子どもたちは、午後残りの時間を英語の授業を受けることになります。中国語の授業を受ける子たちは、午後の時間をすべて中国語の授業を受けることになります。
OWL:なるほど。
ETON:中国語はだれでも選択できるのですが、ヒンディー語・日本語はそれぞれの言語を母語とする子だけが選択できます。ですから、日本人の子の場合、日本語か中国語を選択するということになりますね。
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専門的な分野として、音楽と劇、図書、体育、芸術とICTを学ぶ
ETON:ETONでは、専門的な分野を掘り下げていくことに力を入れています。K1から、スペシャリストクラス(Specialist Class)を4つ設けています。音楽と劇(Music & Drama)、図書(Library)、体育(PE)、芸術(Art)です。さらに、K2からは、この4つのスペシャリストクラスに加え、ICT(Information and Communication Technology(情報通信技術))も学んでいきます。
OWL:かなり早い時期からICTを学ぶのですね。
ETON:はい、早い時期から学ぶことで、慣れていくと思っています。K2からYear4まではICTクラスの中にあるコンピューターを使いますが、Year5と6では、ラップトップを毎日学校に持ってくる形にしています。
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様々な課外活動にも参加できる
OWL:生徒の人数が多いと、先生方の目が行き届くかどうかが気になりますが、各クラス何人なのでしょうか?
ETON:各クラス24人で、各クラスにホームルームティーチャーとティーチングアシスタント、つまり2人の先生が付いています。
OWL:普段の学校生活について教えてください。食事は学校で提供されますか?
ETON:はい。スクールミールが提供されます。また、スクールミールを注文せずにお弁当を持ってくることもできます。
OWL:授業後の課外活動(extra-curricular activities)もありますか?
ETON:はい。週3日、15:30から16:30まで、課外活動(extra-curricular activities)の時間があります。サッカー、体操、合気道など様々なプログラムが用意されています。
OWL:スイミングプールはありますか?
ETON:うちの学校にはスイミングプールはありませんが、徒歩5分くらいのプールに行くことがあります。
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42ヵ国の国籍の生徒が集まっている
OWL:どのような国のお子さんが多いのでしょうか?
ETON:合計で42ヵ国の子どもたちが学んでいます。国籍で多い順にみると、米国、オーストラリア、英国、日本、インドの国の子が多いです。
OWL:日本人の子は各クラスに何人くらいいますか?
ETON:日本人は4番目に多く、各クラス3~4人いますね。
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保護者はスクールに質問やリクエストをして、スクールを利用していきましょう
OWL:学校への行き帰りはスクールバスでしょうか? それとも、親が送り迎えをするのでしょうか?
ETON:スクールバスもあります。ですが、あちこちのバス停を回りますから、それなりに時間がかかります。そのため、親が送り迎えをする子も多いですね。
OWL:親が送り迎えをする場合は、スクールの先生と直接お話しするなど、面談の機会が持てますか?
ETON:基本的に面談は、事前にメールでアポイントメントを取ったうえでお願いしています。ですが、スクールへの質問やリクエストは大歓迎です。なんでも気軽にお問い合わせいただければと思います。
OWLからのコメント
英語が得意でないお子さんも受け入れて、英語の実力アップのためのEALの仕組みも整っているスクールだと感じました。また、日本語の先生もいるので、何かあったときにも相談しやすいのではないでしょうか。
小峰 孝史
OWL Investments
マネージングディレクター・弁護士
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