(※写真はイメージです/PIXTA)

シアタールームやレストラン、温泉など、まるでホテルのような「高級老人ホーム」。立地が良い施設も多く、富裕層のなかには「終の棲家」として高級老人ホームを選択する人も少なくありません。しかし、施設選びを誤ると「理想の暮らし」が一転、「地獄の日々」に……。元飲食店経営者の70歳・富裕層夫婦を襲った悲劇から「終の棲家選び」の注意点をみていきましょう。株式会社FAMORE代表取締役の武田拓也FPが解説します。

理想の「終の棲家」かと思われたが…

入居してみると、見学時にはうっとりするほどよく見えたシアタールームやフィットネスルームも、実際には利用する機会がほとんどありませんでした。楽しみにしていた温泉も利用時間の制限があり、B夫妻が入りたいと思ったタイミングでは入浴できません。

 

また、周りの入居者はB夫妻より年齢がひと回りほど上の人ばかりで、なかなか話が合いませんでした。さらに、なにかにつけてB夫妻に嫌味を言ってくる入居者がおり、しだいにその入居者と顔を合わせたくないと妻が部屋から出なくなってしまいました。

 

スタッフに注意してもらうように頼み、数ヵ月は我慢して過ごしていましたが、改善される様子はありません。Bさんは悩んだ末、入居からわずか10ヵ月でその施設を退去することにしました。

 

Bさんが選んだ「前払い方式」がアダに

Bさんはこの施設に入居する際、「ここが終の棲家だ」と考え、想定される入居期間の家賃を一括で支払う「前払い方式」で家賃を支払いました。

 

前払い方式のメリットは、事前に一括で支払うことで、万が一想定していた期間を過ぎて入居を続けることになってもその後の支払いが発生しない点です。そのため、ずっと住み続ける場合は、安心して長く住むことができます。

 

ただし、前払い金の一部は初期償却されるため、入居してから90日を過ぎると返金されません。Bさんが退去を決めたのはこの90日を過ぎてからだったため、前払い金5,000万円の20%にあたる1,000万円は返金されませんでした。Bさんは、腹立たしくやりきれない思いです。

別の老人ホームに転居するも、拭えぬ「後悔」

2人は悩んだ末、長男の自宅近くにある別の老人ホームに転居しました。転居先の施設は、以前よりも月々の費用は手頃なものの、職員が少なくサービスが劣ります。いつも慌ただしい様子で、頼み事や相談もしづらい雰囲気でした。また入居者は同年代の人もいたものの、あまり話が合いません。

 

「快適に過ごせると思って老人ホームに入ったのに、これなら自宅で過ごすほうがよかった」B夫妻は後悔しています。

 

次ページB夫妻に「解決策」はあるか?

※プライバシー保護の観点から、実際の相談者および相談内容を一部変更しています。

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