画像:PIXTA

申し込みや手続きが簡単なこともあって気軽に利用しやすいカードローンですが、使い勝手がいいからこその注意点があります。自分ではカードローンを賢く使っていたつもりが、気づけば危険性の高い使い方をしてしまっているかもしれません…。実際カードローンには、どのようなリスクがあるのでしょうか。本記事では、立山慶之司法書士が、カードローンを利用する前に知っておきたい危険性や利用時の注意点についてわかりやすく解説します。

カードローンで困ったときの対処法は?

カードローンの返済が苦しい」「このままでは返済できなくなりそう」などの悩みを抱えた際には、以下の対処法を早急に検討することをおすすめします。

 

返済計画を見直してみる

まずは「どこからいくら借り、毎月どの程度の返済があり、いつまでに完済するのか」についてリストアップしましょう。

リストアップの例としては

 

・A社 〇年〇月 10万円借入れ 返済日毎月25日 3,000円 〇回払い5回目

(〇年〇月完済予定)

・B社 〇年〇月 20万円借入れ 返済日毎月27日 1万円 〇回払い7回目

 

などのように、項目ごとに箇条書きしていくとわかりやすいでしょう。リストアップすることで返済が管理しやすくなり、毎月の支払い状況や完済予定日なども把握できるようになります。

 

できれば利率なども備考欄へ記載し、利率の高いものから優先して繰り上げ返済する、といった対処もできるようになるでしょう。

 

返済リストをベースに家計簿をつけるのも、お金の管理に役立つのでおすすめです。

多重債務で苦しい場合は債務整理を検討する

複数ローンを抱え、月々の支払いが厳しい場合は1本化できる「おまとめローン」などを使う方法もあります。

 

しかし、おまとめローンの返済計画によっては、かえって支払い総額を増やす結果となる危険性もあるため注意が必要です。

 

複数のローンを何とかしたい」「借金を減らして払えるものは支払い、人生をやり直したい」という意思がある場合は、債務整理という方法もあります。債務整理とは、借金や利息を減免する手続きです。債務整理にはいくつかの種類があり、それぞれ利用できる要件や手続き方法も異なります。

 

自身にはどの方法が向いているのか、借金をどの程度減らすことができそうかの可能性も含めて、借金問題に詳しい専門家から一度アドバイスを受けてみるとよいでしょう。

専門家へ相談してみる

カードローンの返済が自力では難しいところまで来ている場合、できるだけ早い段階で専門家へ相談するようにしましょう。

 

裁判所へ提出する書類を作る必要があるケースや、債権者である借入れ先へ直接連絡して減額交渉する、といった素人にはハードルの高い作業が求められるケースが多いものです。

 

認定司法書士や弁護士へ依頼することで、こうした手続きをスムーズに行えるだけでなく、専門家が代理で手続きをする間は督促や取り立て、返済が一時ストップとなるメリットもあります。債務整理を専門家へ依頼した人からは「こんなことならもっと早く相談すればよかった」という声が非常に多く聞かれます。

 

追い詰められて1人で思い悩む前に、債務整理の取扱実績が豊富で誠実に対応してくれる専門家に早めに相談するようにしましょう。

 

記事監修

岡山県司法書士会 司法書士

立山慶之

 

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録