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絵本の読み聞かせのメリットとは
読み聞かせのメリット①:コミュニケーションの力がつくこと
本を一緒に読むと、親子の会話が生まれ、コミュニケーションの力を育てることができます。親子のあいだで育んだコミュニケーションの力は、家庭の外で友達や先生と会話をするときにも生きてくるはずです。
読み聞かせのメリット②:子どものことを理解してあげられること
絵本を通じて、親は子どもが「こんなことが好きなんだ、興味があるんだ」ということがわかります。一方、子どもは「お母さん、お父さんは自分のことをわかってくれているんだ」と感じることができるので、親子の信頼関係がより深まるはずです。
また、本を読むということは、嬉しかったり悲しかったり自分とは違う人の体験をすることでもあります。絵本には子どもの感性を育むメリットもあると考えられます。
読み聞かせは何歳から何歳まで行えばいい?
読み聞かせは何歳からでもOKです!絵本を見せて興味を持ったら、ぜひはじめてみてください。反対に、絵本を見せても興味を示さなかったら、もう少し期間をあけて待ってみてください。
読み聞かせは12歳まで、またはできるだけ長くというのが私の考えです。面白い本を読んでもらった経験がある子どもは、その大人の話に耳を傾けてくれるようになります。そのため、読み聞かせをしてもらった子どもは、反抗期を迎えてもコミュニケーションが取りやすくなるという話もあります。毎日ではなくてもいいので、小学生のあいだは親子の楽しみとして、読み聞かせを続けてもらえたら嬉しいです。
絵本選びの4つのポイント
1番重要視したいことは、こども本人にとって長すぎないものを選ぶことです。どんなに面白い本でも長すぎると、子どもは一気に面白さを感じなくなり、聞くのが辛くなってしまうこともあります。
この「長すぎない」というポイントを押さえた上で、次の①から4④のいずれかの観点から絵本を選んでみてください。
ポイント①:子どもや親が好きなもの
子どもたちが好きなもの、というのはもちろんですが、実は、読み手が面白いと思っていなければ、聞いている子どもたちもあまり面白く感じてはいません。これは多くの参考書にも書かれているアドバイスなのですが、私自身、読み聞かせを通じて実感してきました。時には読み聞かせをしてあげる親御さんが、面白いな、いいなと思った本を選んであげてください。
ポイント②:子どもが好きなもの、知りたいもの
たとえば、近々山に行くのであれば山についての絵本、虫取りに行くのであればカブトムシの絵本など、子どもがそのときに知りたいと思っている内容の絵本を読んであげるのもおすすめです。
ポイント③:子どもが経験したもの
実際に何かを経験した後に、それに関係する絵本を読んであげると子どもたちは喜んでくれます。たとえば初めてカッパを着て雨の中で遊んだあとには、「あめぽぽぽ」などの雨の絵本を読んであげてみてください。子どもたちの興味の持ち方が全然違います。
ポイント④:年齢に応じたもの
年齢別の選び方では、子どもにその絵本に描かれた体験があるかないか、理解しているかどうかがポイントです。
たとえば「はっはっはくしょーん」というくしゃみの絵本は、3歳から5歳あたりの子どもは大喜びしてくれますが、0歳1歳の子どもはまだ面白さに気づけないことがあります。