
ピアノは何歳から始めればいい?費用相場・教室選びのコツ【インストラクターが解説】
そもそも、体操教室ってどんなところ?
一般的な体操教室は、スポーツ選手を育てるというよりも、基本的な体の動きを身につけたり、基礎的な運動能力を上げたりするところです。最近では、公園で体を動かして遊ぶ機会が減っていることなどから、学校での体育に自信が持てないお子さんも少なくありません。体育の苦手意識をなくして、運動って楽しいんだということをこどもたちに知ってほしいという思いをベースに、体操のプログラムを展開しています。
体操教室には、一般の体操教室のほかに、床体操や鉄棒などを扱う「器械体操教室」、ダンスを交えた「新体操教室」などがあります。
子どもを体操教室に通わせるメリットとデメリット
メリットは大きく3つあります。
①体力向上
基本的な動きを身につけたり、いろいろな技に取り組んだりしていく過程で、体力や運動神経の向上が期待できます。
②居心地のよい交流の場所
体操教室で先生や友だちとコミュニケーションを取ることで、人との関わりが広がり、社会性が育まれるのもメリットのひとつといえるでしょう。
③基本的なマナーが身につく
とくに未就園児のキッズクラスでは、礼儀作法も大切にしています。順番に並ぶ、座る、「お願いします」のあいさつなど基本的なものですが、体操を習う心得を身につけていきます。
デメリットとしては、けがをする可能性が挙げられます。教室が細心の注意を払って指導していても、けがのリスクをゼロにするのはなかなか難しいといえるでしょう。
体操教室に通いはじめるのにおすすめの年齢
体操教室をはじめるのは、お子さんが走れるようになる3歳くらいから小学校3年生くらいまでが一番おすすめです。個人差もありますが、9歳から12歳のあいだは、子どもの成長過程で運動能力がもっとも向上する「ゴールデンエイジ」だといわれています。3歳から小学3年生まであいだに体操をはじめておけば、ゴールデンエイジに入ったときにある程度体の動かし方が身についているので、より効果的に運動能力を上げることができます。
もっとも、体操をはじめるのにいつまでという期限はなく、いつはじめても遅いということはありません。体操が健康によいことはもちろん、大きくなってから特技や趣味としてバク転などの技を身につけたいと習いに来る人もたくさんいます。
学校から帰ってきたあと、家で過ごしていてエネルギーが余っているというお子さんは、ぜひ体操教室へきて発散してほしいですね。
一方で、体育に自信がないお子さんも、体操教室で一緒に練習しましょう。