家電ごとのアンペア数を確認する
家庭ごとの適正アンペア数は、同時に使用する家電のアンペア数の合計から導き出されます。契約アンペア数を超える電力を同時に使うと、ブレーカーが落ちてしまう仕組みになっています。
家電には、エアコンや照明、冷蔵庫のように「日常的にON状態(電気を使っている状態)になっている家電([図表2]参照)と、電子レンジやドライヤーのように「一時的に電気を使う家電」([図表3]参照)の2種類があります。
前者は「ベースの消費電力」、後者は「ピークの消費電力」と呼ばれ、後者の中で同時に使う家電のアンペア数を前者に加算した数字が必要なアンペア数となるのです。
ベースの消費電力の中でも、電気ストーブやエアコンのような暖房器具はアンペア数が高いです。
また、ピークの消費電力の中で上位なのは、電子レンジやオーブン、食器洗い洗浄機などのキッチン回りの家電はアンペア数が高いものが多いので要注意です。さらにはドライヤーもアンペア数が高いです。
適正アンペア数を「簡単に」知る方法とは
個々の家電の必要アンペア数を自分で加算しても適正アンペア数は導き出せますが、その手間が煩わしい人は、東京電力が提供している「わが家のアンペアチェック」などのシミュレーションサイトを利用するといいでしょう。
「わが家のアンペアチェック」では、自宅で一番電気を使うタイミングを考えて、同時に使用する家電の容量と台数を選択してボタンを押すと、その家に適正なアンペア数を提示してくれます。