報酬ゼロでも…「無料副業」を始める人が多いワケ。1年続けたマーケターの「成功事例」

報酬ゼロでも…「無料副業」を始める人が多いワケ。1年続けたマーケターの「成功事例」
(※画像はイメージです/PIXTA)

コロナ禍を機にスタートアップへの転職を希望する人が増えているといいます。その背景には、変わりゆく社会に取り残されないよう今から準備をしておきたいという思いがあるようです。本連載は、株式会社アマテラスの代表取締役CEO・藤岡清高氏の著書『「一度きりの人生、今の会社で一生働いて終わるのかな?」と迷う人のスタートアップ「転職×副業」術』(東洋経済新報社)より、一部抜粋転載してお届けします。

副業を持つことで回避できるリスク

たとえば、いまいる会社でマーケティング畑でのキャリアを一貫して歩んできた人が、45歳になりカイシャ都合で管理部門に回されてしまっても、副業先でマーケティングスキルを活かした仕事ができていれば、キャリアを断絶させるリスクを回避できます。

 

また、自身のスキルがAIなどのテクノロジーで陳腐化しても、「無料副業」などで戦略的リスキリングをしておくことで、スムーズにキャリアシフトしていくことができます。

 

[図1]複数の副業先を確保すると「最高のセーフティネット」になる

 

定年や肩たたきにあってから新しいことをしようとしても、摩擦係数が大きく心理的負担も膨大です。バリバリと成果を出しているキャリアハイのときこそ副業を始めるベストタイミングなのです。実際に本業で所得が高い人ほど、副業の所得が高い傾向があります。

 

そして本業の専門性が高いほどリスキリング、ネットワーク構築など「染み出し」がスムーズに進みます。

 

かくいう僕も、アマテラスのオウンドメディアのCEOインタビュー記事閲覧数の高まりを受けて、CEOをより魅力的に撮影しようと、ズブの素人からカメラスクールに通い、いまはプロレベルのクラスでカメラの腕を磨いています。

 

キャリアが垂直的だったこれまでは、60歳までにどこまで出世の階段を上れたかが成功の指標でした。これからは60歳以降に持続可能な仕事がどれだけあるかがビジネスパーソンの成功の指標になってくるのではないでしょうか。

 

人生という耐久レース、転ばぬ先の杖として、声がかかるうちに副業をしておくことをおすすめします。

 

 

藤岡 清高

株式会社アマテラス代表取締役CEO

「一度きりの人生、今の会社で一生働いて終わるのかな?」と迷う人のスタートアップ「転職×副業」術

「一度きりの人生、今の会社で一生働いて終わるのかな?」と迷う人のスタートアップ「転職×副業」術

藤岡 清高

東洋経済新報社

【「転職しようかな…?」「今の会社で一生働くのも…」と少しでも悩む人全員の「キャリアの視界」がスッと開ける「最高の1冊」!こんな本が欲しかった!】 【スタートアップで「働きたい人」「副業してみたい人」「興味が…

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