子どもの習い事として人気のある体操教室。うちの子も通わせてみたい、と考えている親御さんも多いでしょう。体操教室をはじめるメリットや体操教室を選ぶときのポイントなどを、体操教室FLAP STUDIO代表の羽田将大代表にお話をお聞きしました。
子どもの「体操教室」何歳から通わせるのがいい?【元ジュノンボーイ・体操講師が解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

体操教室の月謝の相場は?

教室によっても違いますが、平均的にはだいたい月に4回で7,500円くらいのところが多いのではないでしょうか。もっともクラスによって値段は変わり、バク転などのアクロバットな技を教えるクラスでは、1万円以上のところが多いようです。これも教室によって異なるとは思いますが、月謝以外に入会金や年会費、保険代、ユニフォーム代などが必要な場合もあります。

 

クラスごとのレッスン内容

まず小学校に入るまでのキッズクラスでは、走る、登るなど基本的な体の動きを身につけることに重点を置いています。そこから跳び箱や鉄棒、前転、後転などに取り組み、もうちょっと進める子は、側転にもチャレンジします。

 

一方、小学生のジュニアクラスでは、基本的なカリキュラムが決まっていて、前転や後転、開脚前転などの進化形や倒立に取り組み、さらにバク転や前方転回などの技に挑戦します。

 

また、ほかの生徒さんとの兼ね合いもありますが、学校の体育に合わせたプログラムを取り入れることも可能です。

 

体操教室を選ぶときのポイント

まずは、教室の広さです。全力で走れる広さがあるところがよいでしょう。

 

それから、先生が子どもとしっかりコミュニケーションをとってくれているかどうかチェックしてみてください。保育園の先生のように、できるだけ子どもたちと近い距離で指導してくれる先生がおすすめです。一方で、運動能力向上のための一般的な体操教室では、先生が元体操選手だったなどの経歴は、とくに重視しなくてもよいでしょう。

 

たいていの体操教室には体験教室がありますので、それらを利用して、お子さんにあった体操教室を探してみてください。

 

お子さんの選択肢を広げるためにぜひ体操を

運動ができるということは、お子さんにとって一生の財産になります。また、野球やサッカーなどの専門競技は遅くでもはじめることが可能で、むしろ小さいうちに基盤として体操で体の動かし方を身につけておけば、それが専門競技でも必ず生きてきます。将来お子さんがいろいろなスポーツを選べるよう、ぜひ体操をはじめてみてはいかがでしょうか。